構造見学会を開いてもらいましょう 2017年11月10日(金) | 広島県福山市の工務店フジヒロのブログ

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「住み心地」のいい家づくりを目指す小さな工務店が綴る建築日記。暮らしに役立つ情報や日々のあれこれも・・・。

天気予報が憎たらしいくらいよく当たって

冷え込みの厳しかった福山の朝

 

この冬(?)初めて事務所に暖房を

入れました。今晩、日本列島を強烈な低気圧が

襲って来るようで荒れた週末になりそうですよ

 

 

 

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11月に入って久しぶりに週末の土日も雨が降らず、
秋の行楽にはもってこいといういいお天気ですね。

 

お客様と打ち合わせしていて感じることは

最近の住宅で力を入れているのが、“耐震性”と

“省エネ性”です。

特に省エネについては、平成25年に基準が大きく

改正され、平成28年にも
見直されました。

 

世界から遅れている住宅の断熱性能を向上させ、
省エネ設備機器を用い、そして太陽光発電や

蓄電池などで自分のところで使用するエネルギーを

まかなうというZEH(ゼロエネルギーハウス)を
国は目指しています。

外皮平均熱貫流率(UA値)の基準や冷房期の

平均日射熱取得率(ηAC値)が基準値以下で

あること、設計したエネルギー消費量が、基準

一次エネルギー消費量以下であることなどが

平成28年基準の概要です。

こう説明されてもなんだかわかりませんね。

一つ言えることは、なんだか難しい計算値に合格すれば

断熱性能が高い家になるのだろうということ

なのでしょうか。

 

現場を廻ると、これが大きな間違いだと気づきます。
あくまでこれは設計基準で、現場の施工性が

担保されていません。

多くの現場では、特に内断熱(充填断熱)に多いのですが、

断熱材に隙間があったり、包んであるシートが無造作に

切られていたりしています。


完璧な断熱封入現場などほとんどありませんし、この

状況でも行政の検査は合格しています。

施工会社に言わせれば、電気設備業者がコンセントを

配置するのに、シートを切ってしまっただとか屁理屈を

いいますが、理由にはなりませんよね。

 

工務店さんによれば「構造見学会」を

されているところがあります

 

貴方の大事な家を赤の他人に見せたくない

かも知れませんが、私はどちらかと言えば

積極的に見ていただいてほしいと思うのです

 

工務店の取り組みも違って来ます