はぁ~
寝ても覚めても小田和正であります(笑)
昨年の話ですが、小田さんコンサート
10月13、14日の神戸にて
小田さんのMC
(僕は映画を二本撮ってるんですが、
この二作目に僕のすべてを注ぎ込みました)
へぇ~、それは絶対見なあきませんっ
というわけで、
帰ってきてDVDをネットで探すが…ないっ
そらそう、
なにせ1997年(当時小田さん50歳)の作品なんです
中古でも~、と無事amazonで中古DVD購入
わいわ~い
監督作品ということで
これを見れば
小田しゃんのコアな部分を覗けるというファン心理
何が知りたいねん(笑)
好きになれば
相手のすべてを知りたくなるよね~
だけど知らなくていいことも
たくさんあるよね~
そんでもって
DVD買った時点で満足ー
昨日まで半年もの年月、お蔵入り~
(ほら、だってー、ツアーの最中だから忙しかったしぃ)
ツアーも終了し、小田さんだけでなくファンも落ち着き(笑)
ようやく夜更かし映画鑑賞ドキドキ
監督・脚本・音楽 小田和正
贅沢ですな~
主役の夏目(渡部篤郎)は売れっ子ミュージシャン
その売れっ子が映画を撮ることに…
↑この設定は小田さん自身
そう、渡部篤郎が小田さんの「緑の街」を歌ってはるんです
お世辞にも上手いとは言えませんが、がんばっとります
小田さんの曲は難しいもんね~
それで、映画を撮るわけですが、
その主役の新田(河相我門)も
売れない→売れっ子ミュージシャン役
そして「風のように」を歌ってます
声カワイイです
ということは、
小田和正≧渡部篤郎≧河相我門
という方程式が成立する
な、なんとややこしい(笑)
この変化球な設定は小田さんらしい…ような気がする
そして夏目(渡部)は、
新田(我門)の相手役に、夏目の元カノを起用…
そう、売れっ子ミュージシャンが映画を撮ろうとしたのは
女優を辞めていた元カノのためだったんだ~
これも一種の甲斐性
先立つものがないとできまへん
オトコ前ですな~
あくまでもワタシの主観ですが
この映画に込められたメッセージは
大きくふたつあり、
そのうちのひとつが「船」
船を出すことは容易ではない
ここでいう船とは、
新しいステージに乗り込むこと
そして船を出した以上は、責任を持って漕ぎ続け、
目指す港へ乗客全員を運ばなければならない
映画というステージに挑戦した
小田さん自身へも送っているかのよう
ワタシは20代の時に起業しましたが
そのとき、このことはすごく考えましたな~
こんな台詞
(その船は誰もが出せるわけではない)
その通り
映画を撮るなどという大きな船は、誰もが出せない
だけど、小さな船なら誰だって出すことが出来る
だからこそ、勇気を持って船を出し、
思う港を目指そう
見終わって、なんだか清々しい
そして、上品でピュアなロマンスに胸キュン
凄くリアリティ溢れた映画だな~と
思ったんだけど、
半分くらいはノンフィクション…かも、なぁんて
ミュージシャンとしての小田さんは
歌詞に想いを綴っても、
自身はミステリアスな存在で
一方映画は、
作品が小田さんの存在すべてを象徴する
そう感じて
やっぱ見てよかった~(ファン心理)