利己的な遺伝子 by マイケル編 | コーチのブログ

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今回は、ライオンの話をさせてください。

アフリカのサバンナを想像してみてください。

ライオンのファミリーは雌ライオンが数頭前後、あと雄ライオンとその子どもたちです。

この群れはプライドとも呼ばれています。さすが、百獣の王って感じの呼び名です。

もちろん、一群れ一群れ広大なテリトリー(なわばり)を持っています。このテリトリーを守るのが雄ライオンです。雌ライオンや子どもたちを守る用心棒的な側面があります。というのも、狩りは一切しません。雌ライオンたちがチームワークで得た獲物を、真っ先に食べるのが群れの王、雄ライオンなのです。群れの王でいる間は、テリトリーの管理と自分の子どもを増やすことが主な責務なのです。

さて、雄ライオンの一般的な一生をたどってみます。

2歳ほどになると、もう大人の若き雄ライオンとなります。すると、ある日群れを出て放浪ライオンとなるのです。

兄弟2頭で放浪することが多いそうです。なぜ、群れを出るのか?  それはやがて群れの王(おとうさん)とライバル関係になりうるからです。そのまま居座れば、戦い、負傷し、死に至ることにもなるからです。

しかし、どちらにしても放浪ライオンとなった日から死と隣り合わせの毎日が続きます。狩りはしないわけですから放浪して歩くのです。(放浪中の雄ライオンの食料はハイエナなど他の肉食獣の食べ残しです。実はサバンナの残飯処理班なのです。)

目的はただ一つ、群れの王の座を狙っているのです。群れに雄ライオンがいれば戦うまでです。興味深いのは群れに雄ライオンがいないときです。

(雄ライオンがいない状況がたまにあります。病気で死んだり、戦いに敗れたり・・・・)


雌ライオンたちは簡単には受け入れません。かなり長期間、いろいろなことを試すのです。王としてわが群れに

ふさわしいのか。自分たちを守ってくれるのか。その期間は立場が逆転するのです。

放浪ライオン(たち)は、雌ライオンたちの後を小さくなって、懇願するかのような態度をとります。「オレ、がんばるからとりあえず仲間に入れて。」 とでも言っているかのように。 もちろん獲物は食べさせてもらえません。


とある日、雌ライオンのリーダーはとなりの群れの王をわざと呼び出しその放浪ライオンと戦わせるのです。

そう、雌ライオンはしたたかなのです。もし、放浪ライオンが勝てば、もう立派な雄ライオンです。王となるに

ふさわしいのです。もし、となりの群れの王が勝ったとしても、いいのです。その雄ライオンに自分たちの群れも

守ってもらえるのです。(掛け持ちしている雄ライオンもいるのです。もちろんそれだけ強いのです。)


どちらにしても、群れに新しい雄ライオンを正式に迎え入れ、群れの王として認めます。しかし一件落着とは

いかないのです。雌ライオンたち(おかあさんたち)は大変です。自分がかかえているこどもたちはその雄ライオンの子どもではないのです。 群れの王は自分のこどもではない赤ちゃんライオンがいたら、食い殺すのです。雌ライオンたちは赤ちゃんライオンを隠しますが、まず見つけられるそうです。

やがて、新しい王のこどもがいっぱい生まれます。雌ライオンたちはもちろんそのことを受け入れるわけです。


通常、群れの王、雄ライオンは2頭いることが多いそうです。その方が群れが安定、安全なのです。ですから

ライオンの場合、一夫多妻ではなく、二夫多妻です。


ちなみに、雄ライオンの力が落ちてくると、(たとえば、2頭のうち1頭が死んでしまうとか、テリトリーが縮小してしまうとか、年老いてしまうとか)

雌ライオンたちは、(平気な顔をして?) 浮気をするそうです。

他の群れの王(おそらくは前途洋洋な強い雄ライオン)を招きいれるのです。・・・・・


かなり長くなってしまいました。すみません。

何か感じ取っていただけたら幸いです。


ライオンに限らず、生物は子孫繁栄のため、より優秀な遺伝子を常に更新しているんだと思います。それは

時として、利己的に容赦なく。おそらくは環境が変われば、状況が一変すれば、また違う形で更新していくんだろうとも思うのです。


私自身、自然淘汰されないように日々更新していけたらと思います。

                                                     谷山校  マイケル