子犬の問題:メリ(ロングコートチワワ 4M メス)
2.犬の名前:メリ
5.犬種:ロングコートチワワ
6.犬の年齢:4M
7.性別(避妊・去勢):メス
8.入手先:ペットショップ
9.犬の留守番:週2回
10.1回の留守番時間:4時間程度
11.お散歩デビュー:3ヶ月
12.ほかの犬への態度:
無関心
逃げる
吠える
13.家族以外の人への態度:
無関心
逃げる
吠える
14.散歩の回数:1日1回
15.散歩の内容:
合計60分 (匂い嗅ぎ、トイレ)--分 (歩く)15分 (早歩き)20分 (走る、ボール遊び、犬遊び)15分 (立ち話など)10分
16.家族構成:
4人家族・50歳代男性・40歳代女性・10歳代女性
17.問題行動の内容:子犬の問題
18.対処の方法:
Iリードを引いたりコマンドをかける
19.問題行動詳細:
何歳から始まりましたか?きっかけは?その問題行動が起こる場所・頻度・相手などを詳しく書いてください。
こんにちは。以前お世話になりましたメリのことでまたご相談させてください。そろそろ5ヶ月になろうとしています。その後、チャイムなどではかなり吠えが減ってきましたがまだまだ練習中です。
お散歩に行き始めて約1ヶ月ですが、最初の頃よりかなり犬、人に慣れてはきましたがまだまだ警戒心が強く近づいてくる犬には吠えたり吠えなかったりです。犬に吠えた時は「いけない」と言ってリードを引きます。人が「かわいいね」と言って近づくと唸ります。人が触ろうとするとメリのほうから避けます。
手から餌をあげてもらったりして人に慣れる様にしています。
ただお散歩して歩くだけなら人、犬はやりすごせますが、物音に敏感なのかじっと立ち止まって様子をうかがっている感じです。歩くのは好きでどんどん前に行きリーダーウォークの練習をしています。
お散歩仲間の一人の飼い主さんにお腹を見せる程慣れて大好きな方が居るのですが、その方に会うと猛ダッシュで走っていって膝に飛び乗りテンションが上がりっぱなしで顔めがけて飛びつくのです。(メリは顔、特に口を舐めます)
先日はその方の鼻にメリの歯が当たってしまったのか
その飼い主さんが少し痛かった様子でした。
また、その方の飼い犬にも最初は唸っていましたが何回も会ううちにその子がメリのお尻の匂いを嗅ぎにきてもじっとしていられる位までになりました。まだ遊べると言う感じではないにしても怖がっている様子ではないようです。
しかし、大好きな飼い主さんの犬ということなのか、その子がやさしく大人しいということからか、少しメリのほうが優位で、攻撃的なような気がするのです。その子はパピヨンのオスで4歳ですが年や雌雄に関係ないのでしょうか。
その飼い主さんがメリを膝に抱いている時、そのパピヨンが飼い主さんの元へくると、噛み付くと言う事は無いですが、前足でその子を払いのけたり鼻先で後ろへ追いやったりします。その子を飼い主さんが抱っこしているのにメリがその膝に割り込もうとしたりします。これは嫉妬しているのでしょうか。
メリはそのパピヨンのお尻の匂いを嗅いだりはせず、「あっちへ行って」みたいな感じでその子を追い払おうとするので、その飼い主さんもメリが危険と感じたのか1度「いけない!」と叱られてしまいました。そういう場合は私がリードを引いて一旦引き離した方がいいのでしょうか。また、その方の膝にメリを乗せないほうがいいでしょうか。
今後もうまく付き合って行きたいのでそのような時の対処法など教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
20.レッスンの受講希望:
近所だったら受講してみたい
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カワノe-ドッグトレーナー 田岡
チャイムや人・犬への社会化など頑張ってトレーニングされているようですね。
メリも少しずつ外に慣れてきているようですが、まだ唸りや吠えが出る時があるようですね。
対人に関しては、まずはメリが怖いと感じないやり方、レベルから練習していくことがとても大切です。人が「かわいいね」と言いながら近付いてくると唸ってしまうのは、恐らく相手がメリの目をジッと見つめていることが原因だと思われます。元々警戒心が強い子ですので、見つめられると威圧的に感じてしまい攻撃態勢になるのでしょう。このような場合は、メリにお座りなどのコマンドを出し、相手がそのまま通り過ぎるようなら、名前を呼んだり
して飼い主さんの方にアテンションを向けさせておくようにすると良いでしょう。
ただし、相手がそのまま近付いて来そうな時は、メリはお座りをさせたままで、その代わり相手の方に急に手を出したり触らないように注意して、メリからゆっくりアプローチできるようにしてもらいましょう。
メリは怖くて唸ってしまっているので、お座りの指示に従わせた後に知らない人に触られるなどの怖い事が起こると、そこで飼い主さんとの信頼関係が崩れてしまいます。前回の相談でも触れましたが、メリのような子は自分からゆっくりアプローチするまで待ってあげることが大切なので、飼い主さんがうまくメリと相手の人との間に入ってあげるようにしてください。
また、知らない人にオヤツをあげてもらうのはそのまま続けてください。知らない人からもらえるオヤツはいつも飼い主さんからもらっているものではなく、そのときだけの特別なオヤツをあげてもらうようにするとより効果的でしょう。
パピヨンの子に対しての問題ですが、基本的には犬同士匂いを嗅いだりしている時には放っておいて良いのですが、メリが優位だと思って攻撃的になっている時は飼い主さんが間に入ってやめさせるようにしましょう。
メスでも優位になりたがる子は居ますし、それは相手がオスでもメスでも関係なく、どちらかというと相手の子の性格によると思います。なので、これから先もしかしたら他の犬にも同じように優位を示すような行動をするかもしれませんが、同じように対処してください。
パピヨンの飼い主さんに対しては自分から積極的に近づき、お腹を見せられるほど好きなようですね。ただ、その方を見つけると「テンションが上がりっぱなし」「飛びつき顔を舐める」という反応、これはあまりいいことではありませんので、制御、コントロールする練習をした方が良いでしょう。
まず「飼い主さんのオッケーをもらわないと挨拶しちゃいけないんだ」という事を理解させます。
メリはもちろんその方のことが好きで飛びついたり膝に乗りたがったりするのですが、それだけではなく、相手の体に乗っかることで自分の優位も同時に示している状態なのです。ただ、相手の方にメリを抱っこしないでくれと言うわけにはいかないので、抱っこしてもらっても構いません。が、この時もメリが乗りたがるままに乗らせるのではなく、飼い主さんの許可で抱っこしてもらうようにしましょう。
抱っこしてもらっている時にパピヨンの子が近付いてくると追い払おうとするのは、嫉妬というよりもやはりこれも自分の優位を示したい行動なのだと思います。
これはメリが犬に対して良くない学習をしてしまいますし、場合によっては相手の子にトラウマを作ってしまう可能性もあります。攻撃的な態度をとった時に、声で叱るだけでおさまらない場合はパピヨンの飼い主さんの膝から下ろしてもらうようにしましょう。
膝の上では相手の犬よりも目線が上なので強気になりやすくなるので、低い位置に下ろすようにし、あまりにひどい場合は挨拶を中止してその場から離れるようにしてください。
パピヨンの子が抱っこされている時に割り込んでいくのも、パピヨンの子が自分よりも高い目線に居るので許せない状態なのでしょう。今は割り込む以上のことはしていないようですが、今のうちにそれもリードを引いて割り込ませないようにしたほうが良いでしょう。
うまく飼い主さんがメリをコントロールしてあげることで、メリの行動ひとつひとつに飼い主さんが影響を与えていけるようにしましょう。
物音にも敏感なようですが、散歩中物音で立ち止まってしまっても気にせずに歩いてください。
飼い主さんも一緒になって立ち止まったり、心配して声を掛けたり、抱っこしたりすると音に対して反応することを余計に強化してしまいます。立ち止まらずにリードをちょんちょんと引き、飼い主さんが全く気にしない様子でどんどん歩いていくと「この音は別に自分に危害を加えるわけではない」「物音は別に怖いものではない」ということを学びます。
そして歩けたときは十分に褒めてあげてください。良いところを助長してあげ、メリが自信を持って歩けるように練習してあげましょう。
子イヌを初めて飼っていらっしゃるので分からないこともたくさんあるでしょうし、考えていた以上に大変なこともとても多いのではと思いますが、ひとつひとつ根気良くトレーニングをしていらっしゃる飼い主さんですので、今回の問題も焦らずメリに付き合ってあげてくださいね。
よりよい関係を作っていけるようにこれからも頑張ってください。