生地のすれ
前回お話した内容とダブりますが・・・
生地がスレるっていう現象 想像できますか?
身近なところで、
ジーンズなど生地の表と裏が色が違って見える素材で
(ほとんどの生地は糸の段階で染めてあるので、表と裏は同じ色に見えます)
膝のあたりが白くなったりする あれ です。
クリーニング屋さんでは、よく ネクタイやワンピース・ブラウスの脇部分などで 多く見られます。
これからの季節は、生地の薄いものが多くなって
その中でも、シルクや麻、コットンなどの『色の濃いもの』がスレやすい(?)
っていうか、白っぽいものは実際スレても目立たないだけで・・・
ので、ぬれた状態での摩擦に気をつけてください
先日、ネクタイをクリーニングに出したら 白くなって帰ってきた
ってクレームがあり、
見ると締め部分の三角に出るところ・・・
ここはあごがあたって汚れたりスレたりしやすいところ
締めているときはスレていても 皮脂が付着して目立たないけど、
(かえって皮脂の汚れで黒っぽく見えることが多い)
ドライクリーニングをすると油汚れが取れてきれいになるから
このスレだけが目立ってくるって原理・・・
これ、お客様に説明しても
なかなか理解してもらえず・・・
とてもつらいです (ノ_・。)
説明がへたくそなのかなぁ・・・・
応急の染み抜きで、気をつけてください
クリーニングにでる品物についているシミの多くは
食べ物や飲み物
『やちゃった』って思った瞬間
あわてて、お絞りなどぬれた布でふき取る
すると・・・
この写真は、シミをぬらしたハンカチでふき取ってしまった
ネクタイです。
生地の表面が削れたり 毛羽立ったりしてしまっているのです。
色が抜けたり変色したりするのと違って
生地が傷んでしまっているのです。
こうなってしまうと、残念ながら、治すことはできません。
これは、シルク・麻・綿・テンセルなどの色の濃い生地の場合
より、目立ちます。
しみのことばかりに気を取られ
デリケートな生地のことを忘れてしまってはいけません。
応急処置でお勧めは
乾いた布などで
そっと吸い取る・摘み取るくらい
にして けっしてこすらない で
後ほど、洗濯表示にしたがってお手入れする
のが安全でお勧めです。
もちろん、
信頼のできるプロに任せるのもお勧めです (^-^)/
知ってますか?皮脂の酸化
関東地方の冬は空気が乾燥していて、
お肌の水分を逃がさないよう皮膜を作るため
皮脂の分泌が盛んに・・・
で、寒い冬にがんばってくれるダウンジャケットやコートの襟が皮脂で汚れます。
皮脂は長期間空気に触れていると
酸化して黄ばんできて、硬化…換気扇についた油みたいに硬くなって…
繊維からはがれにくくなります。
何度か袖を通しただけだから・・・
って、次のシーズンまで放置しておくと、変色して・・・![]()
なんてことに・・・
前にも述べたように、
油は水より油(ドライクリーニング)で落とすほうが無理なくキレイに。
ドライクリーニングのできないものは、
皮脂のよごれ部分に少し濃い目の洗剤を塗っておいて洗うとよいでしょう。
(汗や飲み物などは水で落とすほうが理にかなっている)
そろそろ、春めいてきて
知らず知らずにダウンやコートに袖を通さなくなります。
お手入れを忘れないように、
汚れがカタマラナイウチニ・・・
