中庭に、薄紅の梅の花が満開に咲いていました。

昨日は母が近々入居する老人ホームを、姉と母と三人で訪問しました。


"自立型長期滞在ホテル"と称したそのホームは、海外在住が長かった社長ご夫妻のそれを活かした、自由で伸びやかにしてケアはいき届いている、そんな暖かさが伝わってきます。

春を思わせる陽射しが燦々と降り注ぎ、住宅地にあるホームは、静けさの中に佇んでいました。

高級すぎず、身近な庶民的な暮らしを大切にしている、独自のホームです。


たまたまですが、以前から母の同級生が三人入居されていて、母も誘われていました。定期的に集まって、同じ本を読んでそれをテーマに語り合う"読書会"を、ご一緒に何年も続けていたグループの方々で、全員驚きの95歳です。

皆さんのお部屋も拝見して、それぞれの方が個性豊かな暮らしをなさって、お部屋の家具や飾り、調度品に至るまで、素敵でしたね。


母が入るお部屋は、今は書道家の橋本華苑さんが入っていて、近々同じ階の別のお部屋に移られるので、母はそのお部屋になります。

橋本華苑さんは、90歳目前で現役の書道家。近々、記念展という展覧会をやるそうです。

初めてお目にかかりましたが、現役感がいっぱいで、艶やかでした。

お弟子さんもたくさんいらっしゃるそうです。


自分らしく、自分を生きる…

皆さんから、そんな何かを貫いているアイデンティティーを感じました。

とても素晴らしい仲間のいるホームに入る事ができて、母にもきっといい刺激になると思います。


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