関西学院ディベートクラブ活動報告 -2ページ目

西宮南高校ディベート大会&新入生歓迎号

関西学院ディベートクラブ活動報告-西宮南高校

お久しぶりです。関西では虫の息になりそうなディベートをしている関西学院ディベート部です。」
先日、西宮南高校へディベートのお手伝いに行ってまいりました。

ディベート大会に向けて、
一回目:ディベートの指導
二回目:生徒たちと私たち関学ディベート部で実際に対戦
三回目:ディベート大会のジャッジを担当

と、三週間、三回に分けて行ってまいりました。

西宮南高校では、長年ディベートに取り組まれているそうで、
短い期間ではありましたが、生徒たちのディベートもしっかりと形になっていきました。


さて話は変わりますが。
受験生のみなさんお疲れ様です

関西学院に入学されることになった皆さん、これも何かの縁です。おめでとうございます。
大学に入るまでに、大学で一番やりたいことを見つけておくべきです、アルバイト以外で。

さて、話は早いですが、このディベートですが、就活にとっても役に立つんです。
物事を論理立てて考え、情報を素早く論理に組み込み、
またあるときはひとつの論理を解体して新しい論理を作る。

こういった、頭の使い方ができると、
就活生同士のグループディスカッションでも、容易に議論をリードすることができます。

皆さんご存じのハーバード大学のサンデル教授(哲学・正義論で有名ですね)もディベートの技法で、
聴衆をたくみに納得させ、その関心をつかんでいます。

そんなわけで、興味があったら部室のドアをたたいてみてください。
活動日時:火曜日・木曜日 放課後


関西学院ディベートクラブ活動報告-部活ビラ

今津高校でディベートのお手伝い @12/22’2010


関西学院ディベートクラブ活動報告

今津高校でディベートの指導をさせていただきました。
今回は2名で伺いました。


~前日にちょっとした最終確認の電話をした風景~

私「あ、もしもし」

S氏「もしもし」

私「明日どんな格好で行きましょうか」

S氏「きれい目なカジュアルでいいんじゃね」

私「ですよね。スーツだと子どももからみにくいでしょうし。教育実習でもあるまいし」

S氏「決まりだ」


-当日の出来事-

主に院生と講師の方々が、わたしたち以外にもディベートの指導ということで、呼ばれていたようで。ドッキリ!

皆さんスーツ!わたしたちカジュアル!KYKG!KYKG!KYKG!



おっと。話がそれました。
実際の学級の雰囲気ですが、概ね良い感じでした。
立論の根拠にあたる資料集めのお手伝いということで、
その辺りのアドバイスをしながら50分X2の授業が終わりました。

2011 1/12日に実際のディベートを行うそうです。
学級内でも各々グループごとに進度に開きがあるので、
実際とりまとめるのはなかなか難しいと思いますが、
授業でディベートを取り扱うことで、
学生の論理的思考力のプラスになれば良いなあと思う年末の午後でございました。

『議論のルール』 @2010 11/17

11月に入って初めての更新になります。
活動報告をワクワク待っていらっしゃった方には申し訳ありません。

今回は議論のルール集、ディベートだけでなく特にディスカッションの時により議論を深める上で留意しておくべき点について取り扱いたいと思います。


『議論のルール』福沢一吉著 NHK出版 から引用。


1)「主張と根拠をペアにする」

-意見を言うときは、理由を言う。

 

2)「相手が自分の質問に答えているかを確認する」

-答えていない場合は問いただす。

 

3)「自分の意見と相手の意見の関係を明示する」

-相手の意見に賛成かどうか、異論を唱えるのか明確にする。

 

4)「論点のシフトに注意する」

-質の話が量の話に切り替わるような場合、質の話のほうへもとにに戻す。

 

5)「議論の俯瞰図をつかみ、局所的反応をしない」

-全体像と関係のある話だけに絞る。

 

6)「議論の対立軸を見極める」

-議論の争点を意識し、何に関して意見が対立しているのかを見極める。

 

7)「議論において一度に提示する主張は一つに限る」

-主張が複数あれば根拠も複数必要になるため、議論の混乱を避けるために主張は一つにする。

 

8)「議論に関係のないことは言わない」

-議論と直接関係のあることだけに言及する。

 

9)「一つの文で、一つの考えを表現する」

-一文一義の原則。簡潔で短い文で一つの考えを表現する。

 

10)「文と文の接続関係を意識する」

-接続詞を使い、一文一文同士の関係を意識しながら話す。

 

11)「書くように話す」

-書きながら内容を推敲するのと同じ注意を話しながらもする。


12)「述語を完成させる」

-尻切れ型にならないように、主語述語の関係、ひとまとまりの考えを一文で表現する。日本語は述語がないと文意は通じない。

 

13)「まず相手の発言に触れ、次にその発言に返答する」

-質疑応答を噛み合わせる為に、自分の相手に対する返答が、相手の発言のどの部分かを明示する。相手の言ったことを繰り返す。

 

14)「議論の争点を絞り込む」

-議論のすれ違いをなくすために、争点がどこかお互いに確認する。

 

15)「質問と主張を同時にしない」

-前置きをせず、質問は簡潔に。質問中に論証が必要となる主張を含めない。

 

16)「人によって使われ方の異なる言葉は内容を事前にチェックする」

-同じ語が異なる意味で使われている場合に、みんなへの注意をうながす。

 

17)「話が論理的にリンクするところに注目する」

-前の発言と後の発言が、どうつながるか関係性に注意を払う。うかつなたとえ話、類推などは相手に伝わらない場合がある。

 

18)「論理性が欠如した話し合いを補修する」

-前の発言と後の発言のリンクが切れたら、すぐに前後の話を一貫させてリンクを付ける。

 

19)「自分の質問に対する相手からの答えを自分でしっかりと評価する」

-相手からの答えを評価する。無責任な質問、質問のための質問にしてはいけない。

 

20)「自分の質問は実態調査タイプか、仮説検証タイプかを知る」

-実態調査で答えが出る質問と、仮説を立てその検証を通して答えが出る質問との区別を付けておく。

商学部のディベート観戦 10/19 2010

商学部3・4回生のディベート観戦 10/19 2010

関西学院ディベートクラブ活動報告-商学部ゼミ




論題は、

1,「外国人参政権を導入すべきである」

2.「消費税率は上げるべきである」

3.「少年法は撤廃すべきである」


全体を通して、ディベート、議論の質であるとか、そういった面は取り除いて、
私なりの感想と申しますか提案を書きますと。

*全体的に声が小さすぎて後ろの座席では聞き取れない。ハキハキ大きな声で。
*原稿ばかりを見ない、アイコンタクトの効力を考える。視線は相手への威圧にもなりえる。 
*ボディランゲージも所々あれば、聴衆に討論の緩急が伝わる。

と言ったところでしょうか。


これとは別に、ひとつ気がかりであった点は、ジャッジ(審判)が一人しかいない状況では、
その判定にかなりの偏りが生まれるということです。

今回の審判を例に取ってみると、ディベートの本筋から言っておおむねその判定は正しいと言えるでしょう。
しかしながら、論題に対する立論の構成に気を取られすぎる場合があり、
立論のひずみから勝敗を決することもありました。

ですが、そもそも今回はディベート初心者の集まりであることを念頭に置くべきであり、
また肯定側否定側で意見の食い違いが起こることは自明のことでもあります。



その上でともあれ、第二反駁の内容まで踏み込んで判定を下すスタイルをとった方が、
今回ディベートをされた方々がさらにディベートを磨く上での善い助けとなったのではないでしょうか。


声の大きさ・トーン、体を使った表現、
より聞き手の共感を煽るパフォーマンス、これらの重要性、
またジャッジのもつ役割を考え直す機会として、
今回の経験はたいへんな参考になる価値あるディベートでありました。

人間福祉学部ゼミにディベート参加@10/13 2010


関西学院ディベートクラブ活動報告-人間福祉学部ゼミにて
編集者が変わりましてこんにちは。
今回は、ディベート部の日常をお届けしたいと思います。


今日は、人間福祉学部のゼミで模擬ディベートをやってまいりました。
論題は「日本は交戦権を持つ軍隊を保有すべきである」です。

この発表にこぎ着けるまでの涙ぐましい、
関学ディベート部の努力と汗の証を以下に記します。


ある日。人間福祉学部、某教授の命が”文化総部関西学院ディベート部”に届きました。


教授「ゼミでディベートを取り扱いたいので、僕のゼミでディベートしてくれない?」


海よりも広い心を持つわれわれは快諾し、次にとるべき行動に移りました。
すなわち論題を考えることです。
数週間をかけ披露すべき論題、そこからなる立論について熱く語り合い、
それはすでに黒板を埋め尽くすほどになっていたのです。


ディベート発表の前日(10/12)、事件は起こりました。


部長「立論。変えるから」


その決定はあたかも、部室を覆う交響楽団の恐ろしい不協和音が運命さながらに、
われわれの心を打ち砕いてきたことと同様の激情をもって迫ってきた言葉でした。

細やかなる繊細さと、たぐいまれな器用さをもって、草案を出し合い、
関学が九時で閉まった後もマクドナルドで夜なべをして、
なんとか新たな立論を形にこぎつけて当日を迎えます。



論題「日本は交戦権を持つ軍隊を保有すべきである」

肯定側立論:1,防衛力としての交戦権のある戦力は必要である。
      2,外交カードとして軍隊は有用である。


否定側立論:1,軍備拡充はコスト増大を招く、よって現状維持でよい。 
      2,戦争は起こした国家へのデメリットが大きい、よってまず起こらない。


判定は、ゼミでお集まりの聴衆の方々に委ねられました。


!!いざ尋常に!デュエル!!


一限・二限と模擬ディベートをいたしましたが、
結果は肯定否定、双方一勝一敗。

ディベート中に、アイシャドウとチークをたっぷり塗り出す学生が出没したり、
社会の私事化はここまで進んだか、とほほえましい一面も垣間見えるゼミでした。

気にかかった点は、やはり、ジャッジ、つまり判定を下す人間がディベートについて、
よく理解していないことです。もちろんそれは、初めてなのだから当然なわけで責められることではありません。

ディベートはそもそも、そのディベート内で示された立論、論拠、あくまでそのディベートの枠内で語られる事象でもってのみ審判が下されなければ成りません。それがルール。

しかし、学生の方々の判定の理由を聞くと。

「私はこう思うから・・・肯定側に賛成です」「ぼくはこう思うので・・・否定側に賛成です」

これでは論理的に勝敗を決せませんね。


よくよく考えてみると、しばしばわれわれも、
このような慣習的な思考によって自身の判断決定がなされてはいないでしょうか。
一見論理的に考えているように思えて、
もっともらしい一般論を吹聴しているに過ぎないこともないとは言えないでしょう。

模擬ディベートをさせていただいたわれわれにも、
思考の精査という意味で大きな収穫のあった一日でした。

後期の初めにて@2010/9/25

 大学も後期を迎え、ディベートクラブ部室も久方ぶりの活気に包まれておりますこの頃。本日は前期の活動のまとめをしたいと思います。

 まず最初に新入生の歓迎会が行われました。HPにて告知したおかげか当初の予想以上に見学に訪れてくれました。
その後の活動において人数は徐々に変動しましたが、10月現在では6名もの新入部員が活動に参加しています。
もっと沢山の部員を抱える部活動はいくらでもありますが、ディベートクラブというすこし変わった組織にこんなに人が集まってくれたことは感慨深いものがありました。

 5月の頭には、昨年度も関わらせていただいた中学部でディベートの授業のお手伝いをさせていただきました。
ディベートクラブのひとつの目標となるのでこれからも是非参加していきたいですね。

 そして今年はディベートクラブのOB会に、新入部員含む6名が参加してまいりました。
昨年はこちらの不手際で参加できなかっただけにすこしの不安と緊張もありましたが、みなさんとても素晴らしい方ばかりで、いつの間にかそんな気持ちも消えてしまいました。一時期途絶えていましたが、これからは毎年のものと出来たらいいなと考えています。ありがとうございました。

 そして夏休みには政治経済の中心、東京に行ってきました。
テレビや新聞越しに見ていた国会議事堂や、何かと問題になりやすい靖国神社なども見学し、政治という存在をまたすこし身近に感じられるようになったのではないでしょうか。他人事では無いということを認識して、考えるということだけはやめないように努力していきたいと思います。

 後期にもまた、外部の方から指導のお手伝いの提案もいただいており、まだまだやることはたくさんあるようです。
これからも活動を絶やさず、ディベートの技術向上や普及に努めていきたいです。

緊急更新@2010/4/3

 半年以上の更新停止を経て、新年度を迎えてからの更新となりました。

気を引き締めて活動を行ってはいたものの、逆に忙しさにかまけて更新ができない状況に成ってしまいました。

更新作業も、明確に部活動の一環とするべきなのでしょうか。せっかくの場を腐らせない方法を考えたいと思います。

なお、ディベートクラブは議論の好きな方、加えてHPの管理が趣味である方などを募集しております。

討論に興味のある方は是非一度ディベートクラブをお尋ねください。

「"不"定期更新」@2009/07/12

こちら、関西学院ディベートクラブです。お久しぶりでございます。


長らく更新作業を怠ってしまい申し訳ありませんでした。


とりあえず掲載を忘れていました分を貼り付けさせていただきます。


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ディベート甲子園近畿予選のお手伝い@090615


 膳所にて高校生ディベート甲子園の予選手伝いをさせていただきました。


私なんぞは進行役や時間計りなどをさせていただいてましたが、


フローを書き取れるひとは審判をやったりしたようです。



 それにしてもさすがディベート甲子園。聞いているだけでも上手いところは本当に上手いというのが分かります。


立論等の内容はもちろん、話すスピードなどの技術面や、一つ々々の言葉をとってみても、


必要な情報を簡潔に伝えられるよう意識していることが理解できました。



 大学生とはいえディベート初心者である私どもには見習うべきところばかりで、


こちらとしても勉強させていただいた感があります。


本選に出場される方々には、ぜひ頑張ってきていただきたいですね。

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ディベート部の一大事が終わり、一息ついてしばらくたちます。最近は気が抜けすぎている気がしますが。


テストも近いですし、ここらで引き締めなおしたいところです。




覚え書きついでに。


HP作製をお任せしたTさんから


「活動報告を掲示板式にしないか?」


というご提案をいただきました。


ブログ形式だと更新やコメントがしにくく、いまいち活気付かないというのが理由だそうです。


また部内で意見を聞いて、判断しようとおもいます。

「部活報告」@2009/05/07 滝

火・木放課後の定例部活。

目標「フロー作成の感覚をつかむ!」

「救急車を有料化すべきである」
という議題のモデルディベート(すでに行われたディベートの過去ログを使ったディベート)をやりました。

部員一同、口頭でされる議論のフロー(流れ)を手元の用紙にポイントを絞って書きとめることに苦戦!
モデルディベートが、4分間に原稿用紙3枚分を読み上げるスピーディなもののため、途中「聞き取理解すること」と「ポイントを絞り書き出すこと」が混乱して思考停止状態になる部員が・・・!

かなりの集中力を要求されるこの作業、できるようになれば大学の講義メモをとるぐらい片手間にできそうなものだろう。
なんにせよ「慣れ」が大切なようだ。


「初めての鍋パin 部室」@2009/04/04/前田

 四月四日にディベート部室で新入生を歓迎するために新入生歓迎のために鍋パを開きました。


 前半は皿や材料が足りなかったりで、バタバタとしましたが(奔走してくださった先輩ありがとうございました)
後半はおいしいキムチ鍋を楽しめました。しめに入れるうどんは特に美味しかったです。

 新入生は計六名来てくれて、楽しい鍋となりました。緊張してたのも束の間、新一回生と上回生はすぐに打ち解けて和やかな鍋となりました。
 
 また四月十日にも鍋パをするんで、コレを見て気になってた人は気軽にディベート部室へ。

 ディベート部としての活動は火曜、木曜の五限時から行うんで、
ディベート? 難しそうだなぁ…と敬遠しないで、しゃべり相手を作るくらいのノリで気軽に来てくださいね