2013年9月22日渋谷公会堂、10年の活動期間を経て…「我ら」がmihimaruGTが無期限活動休止に入った。
解散でも引退でもない…

無期限活動休止。

細かくは分からない、きっと本人たちにも分からないはずだ…しかし、この部分の追求など野暮。

いいのだ。ラストライブだったのだ。

mihimaruGTと…いや、最初にみっくんと出会ったのは…なんと僕が主催してる芸人DJイベント、オンバコ。ここに知り合いの人に連れて来られたのが…ドレッドヘアーの厳つい…ちっちゃい男。

そう、みっくんだ。まだ、作曲家活動だけをしていた頃で…なんか、ユニット組んでデビューするみたいな話をしてた。
約11年前。
まさかこの時に…10周年ラストライブまでステージで一緒とは思う訳も無く…さらりと挨拶を交わした。

この後そのユニットで僕がやってた「ノーボトム」というテクノバンドとイベントやらないか?そんな話をプロデューサーやマネジメントのつっちーから話をもらう。
で、やって来たポワポワしたもっとちっちゃい子…これがペロコことhiroko。

この時に二人でイベントMCやって…もうこの時に今の形の「ペロコが訳わかんないこと言って僕がしつこく突っ込む」が出来てたと思う。
一発目でほぼ、スタンスが決まるものだなぁと改めて思う。

そこからオンバコにも出て貰って…まだ、ファンの方も10人いなかったような。
その時のMCが苦手で舞台の上で二人向き合ってお客さんにケツ向けてずーっと喋ってたのは衝撃だった。

この時くらい…

ずっと、公表してなかった話をここに書く。

なんでmihimaruと古坂さん…なの?

…って、何年も言われてきた答えを教えます。

mihimaruを立ち上げてすぐ、プロデューサー猪野さんに持ちかけられた話。

mihimaruでやってみないか?って話。

当時、底ぬけAIRーlINEを解散してノーボトムしかやってなかったし、MCの感じを見て…お笑いも混合したヒップポップユニットにしたいと。

僕はピン芸人の道も何もできてなかったし、ノーボトムも何とかしたいと思う気持ちから…そのお話を受けずに…しかしながらこういう形は今までなかったはずだから…

「中では出来ないけど…外から何か一緒に盛り上げて行きたいです!」

と、答えました。
こうして、ラジオも始まり…

何故か一アーティストのワンマンライブに途中から「賑やかし」として芸人が出て来る形が生まれて行ったと思います。

ツアー20数箇所、全国を一緒に飛び回った年もありました。

僕は後半出て、コラボした一曲~二曲歌うぐらいなもんで…他のバンドの人たちや、メンバー達の喧騒とは程遠く…

まあ、気楽なもんでしたが…。
お笑いとしても仕事はほとんどなくて…

他の芸人仲間たちから「お笑い辞めてラップやってるんだよね?」
なんて言われまくってたけど…

分かる時には分かるはず…こう思い必死に毎回笑かして、歌ってました。

ここで…つまり…mihimaruの現場で掴んだ物は数知れず。

一人での話術パターン。
MC的立ち位置での突っ込むワード。
本物の音楽を作るために必要なもの。
音楽ライブを作るためのスタッフさん達の途轍もない労力。

更に、芸人なのに武道館や横浜アリーナで歌うと言う快挙と快感!

全てが今の「音楽芸人」古坂大魔王の血となり肉となってます。

みっくんやペロコのキャラや面白部分は御多分に洩れずなので書かないが…

ペロコのあまりにも個性的な歌声。
ものすごく正確なピッチ。
華のあるシルエット。

また、みっくんの、実は日本に新たなジャンルを切り出した音楽製作センス。
楽曲への愛情。

何より、溢れ出る優しい性格。

この二人が「無期限」で見れないのは残念です。

しかし、ここから生まれます。

無くなると生まれるのです。

不思議なもので…世の中そうなのです。

二人が新たなスタートを切る。

俺はまた10年前と同じく…ふざけて、突っ込んで、呆れて、感動して…

一緒に盛り上げたいと思います。

…つっても俺なんかは何もできないけど(ll^ω^)!!

mihimaruGT…


最高でしたよ!

お世話になった!世話もした!!

ありがとうな!おめでとうな!お疲れな!

じゃ、またすぐ!

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