何らかの作品を提示し続けるって大変な事。

そんなのは芸術や映画や漫画や小説やファッションだけでなく


政策や髪型や歌、お笑いだってそうだと思う。


でも、今やこんな時代。

自分の主観を、まるで他のマスな人の意見だと勘違いして


ひたすら感情的に、主観的に作品を非難して来る時がある。

作品を出したことのある人なら確実に経験しているはずです。

僕は、ざっくりふわっとした文句やいちゃもんをつける人に、

ずっと前から具体的な代替案を聞いてきた。

大抵、「そういうのはそっちが考えるもんだ!」

って怒り始める。

違うのよね…その人の意見はあくまでもその人の主観から見た一意見。

参考までにあなたの最良のものを聞いてみたいのに

急に知識やセンスを試されたと勘違いして憤怒する。

その道のプロだから出来るのよ!

うち達は素人だから!!


…違うのよ。その道のプロには見えないものがあるのよ。


だから、聞きたい。

具体的に。

拙くても雑でも。

だって、うち達もその素人時代に考えて作ったものが


間違えなく基礎で。

全ては素人の拙い雑な「作品」から始まってるのよ。


だから、言いたい。

ただ、「あれは違う!」「これはつまらない!」「こんな映画は見る価値も無い」「このアーティスト終わったな!」「こんなコント誰にでも出来る!」「もう、終わったよ。」

こんなクソ意見で納得しないで「その次」を考えてみたら楽しいと思う。


そうすると分かる。

…なかなか出ないのよ。

考えに考えて作品がどう具体的にすれば良くなるのか?

なかなか難しいの!

でも、そうして考えてからもう一度作品を見ると…


楽しさ倍増で、作り手の意図の深いところも見えてくる。

そうすると作品がもっともっと楽しく吸収出来る!

世の中面白いことは無い!

だ、

最近なんでもつまらない


だのって言わないで…


色んな「さくひん」を具体的に考えてみよう!

文句はその次!!


…と、電車乗りながらふと思った。
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