先日、母方の母・・・・つまり俺のおばあちゃんが92歳でこの世を去りました。


まさに大往生でした。


その通夜、葬式のため・・もう20年ぶりくらいになるのだろうか・・・


従兄弟の実家・・・青森県は今別町のある村に行ってきました。







このおばあちゃんとは一緒に住んでいた訳ではないけど、とてもとても特別なおばあちゃんでした。





お母さんの実家は漁師家系。つまり漁村です。




まん前が海、すぐ後ろが山、


家の真横に沢が流れており、


潮の香りと土の香りがこれでもかと嗅覚に入ってくる。





ちっちゃな頃から夏休みやお正月などには必ずといってもいいほど泊まりに行き、


年の近い従兄弟たちとうちら兄弟で、


カブトムシを取ったり、沢蟹を取ったり、海にドボンと落ちてみたり・・・






今思い起こすと、夢の中だったような・・・でもはっきりとした細やかな記憶もある・・・






そんな田舎です。






そこにいつも笑顔で迎えてくれたおばあちゃん。

ニコニコニコニコしてて、ちっちゃくて、


僕がへんなギャグなんて言ったりしたら


「アッセ(英語のOoops!みたいな感嘆符)」

って言いながら顔をくしゃくしゃにして笑います。


漁師だから厳しいおじいちゃんと優しいおばあちゃん・・・

うちら兄弟にとってこの「田舎」に行くのが最大の楽しみであり、最高のアミューズメントであったことは


この文を書きながら今だにワクワクしてるから間違いはないでしょう。


そこから帰る時の見送ってくれてるおばあちゃんやおじいちゃんの淋しそうな笑顔・・・鮮明に覚えています。







そんな「田舎」に20年ぶりに行く。お通夜と葬式だけれど・・。




なんか子供の頃に見たようなおじさん達がおじいさん達に変わってるけど・・・




変わってないんだよな・・・。




お通夜なのに、お葬式なのに、凄く笑いの絶えない会でして・・・

朝までキャッキャッ言って飲んでたり・・・




なんか、おばあちゃんが笑ってくれてるからそうしてるような気になりました・・。







そして子供の頃海を泳ぎ、

山を駆け回った従兄弟の子供たちや






兄貴の娘リオもいたり・・



古坂大魔王オフィシャルブログ『古坂大魔王のブログンだい魔くん!』powered by アメブロ






父方のほうの、数年前に亡くなったおじいちゃんが、病床で言ってました。




「・・・かんちゃんも、としぼも、まっちゃんも、ちゃっぺ(きっとリオ)もいるのか・・・

んだな、それだば死んでもいいが!!??」






なにか


繋がってる・・・続いてる・・・って思ったんだろうな・・・。



そうなんだよね、人は皆産まれ、人は皆死ぬ。


そりゃそうなんだよね。





知ってはいるけど分からないんだよね・・・。





・・・・なんか、様々な感情が物凄く溢れてきて・・・・


悲しさよりも・・・

生命の連鎖を実感した素晴らしい御通夜お葬式でした・・。






・・・せば!また!来るじゃ!!おばちゃ!!





古坂大魔王オフィシャルブログ『古坂大魔王のブログンだい魔くん!』powered by アメブロ