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ニュースで見る限り、

東京は春の嵐らしく

なるほど、ここは遠いんだ‥と、感心する程

風は強いが、さわやかな晴天です。

なかなかランニング出来なくて

つい、高校時代毎日走らせた

自転車を引っ張り出した
意外と錆びて無く
しかしペダルはきつく重く

「運動としてはいいな‥」と、苦笑いしながらも
何処行くアテもなく漕いだ

これに乗ればこっちだよ‥と


自転車はかつて通った高校へと進み始めた

3年毎日通ったとは言え、

細かい道をてっきり忘れて

しかし、何故か楽しく

ただ「たしかこっち」へと進んだ

住宅地の中にその高校はあるのは覚えている


40分程走りうっすら汗ばんだ頃に

見覚えのある遊歩道に出て来た

‥‥青森東高校だ、あれ‥多分。

それは私が通い、遊び、恋をし、学んだ校舎とはかけ離れた「近代的な校舎」になっていた

改装したのは聞いてはいたが‥こんなになったのか‥と、複雑な気持ち

校舎の周りを走った

「‥あ‥。」

遊歩道沿いにある色んな部活で使う合宿所「とうほう寮」だ

こいつは当時のままに立っていた

仲の良い部活が泊まってると、こっそり遊びに行ったり(いかんのだが‥)

放送部の合宿と無理繰り題して、機材を持ち込み「コントビデオ」を朝まで撮ったりしていた

その中に当時好きな娘がいて、寝間着替わりのジャージを気合いいれて買いに行ったり


そこは当時のままだった

いいものだ


全てが新しくなり、便利になり、使いやすくなる

しかし、変わらない物や不便な物には‥ん~切なくて淡い「何か」があるのは確実

その遊歩道の‥昔馬鹿話をしたベンチに座り携帯を打つ


‥昔、携帯なんてなかったのに‥


なぜか、同じ事をしていた錯覚に陥る


‥う‥サム‥‥さ、帰ろ。