1996年、ラオス上空を飛行中のボーイング767 が消息不明に。
それは突如現れたミグ21-2000 に撃墜されたのだった。
ミグ21-2000 とは、ロシア製のミグ21を、
イスラエルが西側諸国の電子機器を搭載して改造したもの。
しかもそのコックピットには、
ブリット<弾丸>というコールサインの元航空自衛官・上条がいた。
ゴールデントライアングルと呼ばれる、
ラオス・タイ・ミャンマーの三カ国の国境が交わる山岳地帯は、
麻薬生産の一大拠点であり、その経済力にものを言わせて、
小国家なみの武器を所有するテロ組織が出現した。
世界の警察を自認するアメリカの大統領は、
統合参謀本部・統合特殊作戦局副長で空軍中将のケネデイが考えた、
ユニコーン・プロジェクトの実行を決め、国連航空軍の創設を提案し、
日本には、非武装偵察機の装備だけ提供することを求めた。
航空幕僚幹部・副長の三縞空将補は、装備だけの提供を拒み、
コールサイン・ブラッディことアメリカ空軍・オハラ大佐の駆るF-16と、
タックネーム・ベイブこと航空自衛隊・甲斐一尉が操り、
タックネーム・ポパイこと航空自衛隊・岩本一尉が空撮するRF-4E による、
模擬空戦での決着を望んだ。
また、国連ではアメリカの思惑どおり、常任理事国の秘密会議で、
イギリス、フランスがユニコーンへの参加を表明し、
ロシアは様子見、中国は保留の意思をみせた。
アメリカが提供を望んだ偵察機とは、
航空自衛隊が秘密裏に開発していた最新鋭の偵察機、
ファントム・ブラッキーだった。