こんばんは~。
----静かだ。
ユチョンの部屋はもう何度も来ているけれど、いつもと違う雰囲気に緊張する。
ユチョンの部屋はシンプルだけど、すごく居心地がいいから好き。
「なんでかな、好きなものしか置いてないからかな。」
ユチョンは、そう何でもない事のように言うけれど、古くなったり、飽きてしまったものは、さっぱり捨ててしまうらしい。
それってすごい事だと思う。
でも暖かく居心地よく感じるのは、そこにいつもユチョンがいるからじゃないかと思う。
真っ暗な廊下に明かりをつけて、そっとリビングへ向かうと、やはりそこは真っ暗。
この部屋の主はいないんじゃないかと思うくらい静かだ。
明るくしてもやっぱりユチョンはいない。
熱があるんだもん、そりゃベッドで寝てるよね。
合い鍵を持ってる僕は、気を付けて静かに入ってきたけれど、物音に気がつかないくらいユチョンが深く寝こんでいるのかと、心配になってしまう。
すぐに部屋に向かいたいけれど、僕にはミッションがあった。
着いたらまずジェジュギひょんに連絡すること。
----ひょん、ユチョンの部屋についた。部屋は真っ暗。ユチョンは寝てると思う。
まだ仕事中だと思うのに、ヒョンからはすぐリプライがある。
----そっか、お疲れ様。そろそろ薬の効き目が切れる頃だろうから、起きたら何か食べさせて、薬のませてやって。
その前に、おまえの分のサンドイッチがあるから先に食べる事。
あ、ジュンス、寝室に入るときはマスクしろよ。
---はーい。
僕の返事は満点だけど、…やばい、マスクなんか持ってきてない。
でも晩御飯なんかより、早くユチョンに会いたい。
ユチョン…?
部屋のドアをそっとあける。
・・・来たよ。
ドアを開けたままにして、廊下のあかりでその姿を確認する。
大きなベッドにこんもりとしたかたまり。
すぅすぅと聞こえる寝息。
よかった、あまり苦しそうじゃない。
照明の関係だろうか、いつも以上に顔色が真っ白で、思わず頬に手を寄せた。
…わ、熱い。
これはまだ熱がありそうだ。
そして、ずいぶんべたつくのはきっと汗のせい。
まずは、身体を冷やしてあげなくちゃ。
そんな時には冷えピタ。
これは簡単だ。
---おでこと、首もと。耳の下・・・っと。
うう~ん…。
身じろぎをしたユチョンに、冷えピタを貼る手が一瞬止まったけれど、ユチョンは寝返りをうっただけで、また寝入ってしまった。
少しは気持ちよくなったかな?
ふわりと閉じられた瞼、少しだけ開いた口元。
普段、あまりじっくりと見ることはないから、ユチョンの寝顔はとても新鮮だ。
うはぁ、…かわいい。
顔中にキスしたい。
やましいな、僕って。
でも大好きな人がこんなに無防備な姿で目の前にいるんだから、キスしたいと思うのはきっと普通の事だ。
…ゆちょな。
届くか届かないかの声を口にしてみる。
起きないなぁ。
起こしちゃいけないのはわかってる。
偶然目を覚ましてくれれば、それがベストなんだけど。
我慢できず、のばした人差し指でそっと頬をつつく。
むにゅ。
柔らかい。
でもユチョンは微動だにしない。
今度は鼻を撫でてみる。
ふふふ、起きないぞ。
調子にのった僕は、次に指先を唇にすべらせる。
---ここにキスしたいんだけどな。
真っ赤な唇をはじくと、ぷるんと揺れる。
あぁ、やめとけばよかった。
さっきまでのぼんやりとした愛しさが、ぐっと色を増した気がする。
----キスしたい。
指を口元からどけると同時に、僕はユチョンに唇を寄せた。
ちゅ…。
一方的なのに、まるでその時のように熱いのは、やっぱりユチョンの発熱のせい?
僕は急に罪悪感に包まれて、慌ててユチョンの部屋を出た。
ああ、もう何やってんだ、僕。
----ひょん、ユチョン起きない。つまんない。
罪悪感を紛らわすように、ひょんに連絡をしてみる。
----ははは。だろうな。TVでも見てな。
くしゃくしゃと髪の毛をかき混ぜて、ため息をついた。
あ、そうだ。
ご飯食べよう。
冷蔵庫の中には温めるだけになったホットサンドがあった。
それを温めながら僕はコーヒーを淹れる。
なかなか自分のためにじっくりとコーヒーを淹れることはないから、なんだかとても新鮮だ。
あ、新作の豆のお試し、ここですれば良かった。
こぽこぽこぽ
ほっとする香り。
やっぱり僕はコーヒーが好きだ。
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香港と台湾のファンミーティング&コンサートが決まりましたね。
彼の国、韓国でのお誕生日のファンミーティングも、外国でのイベントも、本当に嬉しい限りです。
ジェジュンの活動も順調だし。
ジュンスも元気そうだし。
2019年にはきっと
私の望んでる未来がやってきてくれるかもしれません。
うはぁ、楽しみ。
マイペースなバリスタさんの巻でした。
バリスタあと1回です。