こんにちは!

今日は、子どもの感性に触れて、魂が震えるような感覚を覚えた不思議な体験について、お話してみようと思います。

 

ある日、私は図書館に行きました。

私は図書館に行く時、大体「こんなジャンルに興味があるな~」という感覚を持っていきます。(明確な目的がある時以外は)

 

そして、何となく気になるワードで検索してみたり、気になるジャンルの本棚の周りを歩いてみます。

その日も、そんな調子で何となく図書館を歩いていたのですが、とある本のタイトルが目に飛び込んできました。

 

『見てる、知ってる、考えてる』中島芭旺

 

この本は、10歳の男の子が、9歳から約1年半書いて完成させた本です。

この男の子はSNSを通して出版社に自ら「本を出したい」と連絡をして、出版を実現させたという行動力の持ち主です。

 

何で気になったのかは分かりませんが、何となく惹かれるものがありました。

その日はパラパラと本をめくって数ページ読んで借りることにしました。

 

その日は寝る前に「褒めるワーク」をやり、(※私はある方の勧めで、1日の終わりに「自分を褒めるワーク」をやっています)

「自分の心と体と脳みそ、今日も頑張ってくれてありがとう」とノートに書きました。

 

そして、書き終わり、借りてきた本を開いてみたら、同じようなことが書かれていたんです。

 

僕は小さい頃身体を洗ってもらう時、

感謝することをママに教えてもらいました。

 

髪の毛、僕の頭をまもってくれてありがとう。

右手左手、僕が持ちたいものを持ってくれてありがとう。

右足左足、僕が進みたい方向へ進んでくれてありがとう。

そして、心臓、休みなく動いてくれてありがとう。

 

普段気付かないけど、

一瞬たりとも休まない心臓のおかげで僕は生きている。

 

今もお風呂に入って、かならず身体を洗いながら

自分にありがとうを伝えています。

 

 

「え!シンクロしてる!」と不思議な気持ちになるのと同時に、嬉しくなりました。

 

そこからこの本を一気に読み進めたのですが、内容が本当に素晴らしかったです。

全部がとても鋭い言葉ばかりで、純粋でまっすぐな感性に感化されました。

 

今回はその一部を紹介します。

 

おかもとたろう記念館に行った。

僕の好きな言葉がたくさん落ちていた。

僕が選んだ言葉は、

「やろうとしないから、やれないんだ」という言葉だった。

 

ほんとうに全ては「やる」って決めるだけだから。

 

わがまま言うなっていうのは

他人になれっていっているようなもの。

他人になれば自分はなくなる。

他人の状態で伸ばしていくってどういうことなの?

早く気づいた方がいい。

世界のみんなが。

  (出典:『見てる、知ってる、考えてる』 中島芭旺)

 

 

この他にも、ハッとさせられるような、エネルギーが湧いてくるような言葉がたくさん並んでいて、

読み進めるうちに「色々あるけど、今に集中して精一杯生きよう!」と自然と前を向けている自分がいました。

 

 

「子ども」って一括りにするのも違うかもしれないけれど。

 

この本を読んで率直に思ったことは

「子どもは分かっている。大人が思うよりずっと」ということです。

例え話せないような年齢でも、大人に比べて語彙力が豊富じゃなくても本質を分かっていますよね。

 

年齢の枠を超えて、色んな人から色んな言葉を吸収していきたいなぁ。

 

そんなことを感じた出来事でした。