早いもので、あれから3年が経ちます。


早いと感じるのは、今平和に暮らしている私達だから感じるのでしょうか?


月日が経つにつれ風化して行くのは世の常でありますが、こうして毎年あの日の事を綴ることで忘れないようにしたいと思っています。


約2万人をこえる命を、そして家、街、仕事を、すべてを奪い去った東日本大震災。


東京も今まで経験のない揺れで、初めて死というものを感じた瞬間でした。


私は職場、主人も仕事、中学生だった息子は一人家にいました。


強い揺れを感じ、息子はこたつにもぐったそうで・・


揺れはとても長く、その強い揺れが何度も何度も襲ってきました。


キッチンでは食器が割れる音に怖くなった息子は、当時携帯を持っていなかったので、家の電話の子機とラジ


オを持って近くのスーパーの広い駐車場に避難したそうです。


普段ぼーっとして機転などとてもきくような子ではないのに、本当によく短時間の間に適切な判断ができたもの


だとびっくりしました。


その日は息子のお友達のお母さんが迎えにきてくださり、息子はお友達のお家に一泊しました。


このご恩は一生忘れません。一人心細かった息子は、本当に嬉しかったと今でも話しています。


当然私も主人も帰宅難民で、帰宅できたのは夜中の12時をまわっていました。


家に帰り、テレビをみて初めて事の重大さを知りました。


津波・原発・・・今でも復興には温度差はありますが、㏠も早く復興できますように・・。


被災者の皆さん、心よりお悔やみ申し上げます。