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今日は2歳牝馬の重賞・ファンタジーSを見てみます。以前は暮れのGⅠ阪神JFの上位馬を輩出するレースでしたが、先日の東京・アルテミスSにお株を奪われてからは、高配当が続出する波乱のレースと化しています。今年も前日の雨の影響が残りそうですし、またまた大荒れになるのか。過去10年のデータなどを参考に検討してみます。
KBSファンタジーS【2025年11月1日京都11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ
KBS京都賞ファンタジーステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2025年11月1日京都11R) | 競馬ラボ
1)持ち時計プラス
芝1400のトップは中京で新馬勝ちしたときのメイショウハッケイの1分21秒2(上がり33.6)で、これは去年の勝ち馬ダンツエランの当時の持ち時計との比較から、かなり優秀な部類です。これに少し遅れてプレセピオ、フルールジェンヌ、ベレーバスクらが続きます。他距離では、1200で函館2歳S2着のブラックチャリス、1600では、プレセピオと新潟2歳S3着フェスティバルヒルがいます。これらに前走のりんどう賞①人気で5着のファムマルキーズが加われるかどうかといったところでしょう。
2)前走(ステップ) ※過去10年、以下同じ
〇新馬 7頭
〇未勝利 5頭
〇小倉2歳S 3頭
〇新潟2歳S 2頭
〇函館2歳S 2頭
〇ききょうS 2頭
〇サフラン賞 2頭
〇りんどう賞 2頭
間隔の最多は中8週、次いで中5週ですが、全体的には中1か月と間隔の短い組よりも、中2か月かそれ以上あけた馬のほうが若干優勢です。
3)血統
以前はサンデー系が優位に映りましたが、最近は難解です。馬場が悪くなると、さらに複雑化しそうです。近年は人気薄が突っ込んでくる傾向もあり、底力が要求されている感じもするので、サンデーやミスプロよりもノーザンダンサー(ND)系を取り上げてみます。以下の4頭が該当します。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・アンヘリータス :父ニューイヤーズデイ(Machiavellian系)/母父Bated Breath(Danzig系)
・ポペット :父サトノクラウン(Marju)/母父エピファネイア(シンボリクリスエス)
・マーブルパレス :父アドマイヤマーズ(ダイワメジャー)/母父クロフネ(Vice Regent系)
・メイプルハッピー :父サトノクラウン(Marju)/母父スクリーンヒーロー(グラスワンダー)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析のポイントは以下のとおりです。
(データ分析:KBS京都賞ファンタジーステークス 今週の注目レース JRA)
① 下位人気馬軽視禁物
:ここ3年は①人気が4着以下、二桁人気が3着以内に5頭
② 6月デビュー組が苦戦
:優勝馬は8月以降に初勝利/2・3着馬は7・8月
③ 前走4角4⃣番手以内:複勝率27%、5⃣番手以下は18.9%
④ 優勝馬はキャリア2戦以内、4着以下に敗れたことなし、
デビュー戦の頭数11頭以上
浮上するのはベレーバスクです。これに、デビュー戦が10頭なところがマイナスのフルールジェンヌが続きます。
5)結 論
重賞実績のあるブラックチャリスとフェスティバルヒルの2頭と武が騎乗予定のメイショウハッケイあたりが人気になりそうですが、波乱傾向のあるレースですので、別馬に狙いを立て、フルールジェンヌを中心視します。前走りんどう賞は逃げたラスティングスノーに及ばず、メイショウハッケイにも差されましたが、直線でコース替えのロスもありましたし、今回メイショウが人気に推されるとしたら、実力差のないこちらのほうが妙味ありと思います。相手は、上に名前のある3頭のほか、サフラン賞2着のベレーバスク、新馬勝ちのマーブルパレス、巻き返しをはかるファムマルキーズまででしょうか。ポペットやプレセピオまでお鉢が回ってくるかどうか。まとめると、
◎フルールジェンヌ 〇フェステバルヒル ▲メイショウハッケイ……
ですが、伏兵馬を馬券にうまく引っかけられるかどうかです。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。週末からはもう11月。秋深しで、そろそろ鍋料理のおいしい季節になってきました。どうか暖かくしてお過ごしください。