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※この記事は、別のブログより転載したものです。

Winning Ticket for All Vol.2

 

 今日はダービーの最終便、京都新聞杯を検討してみます。実際のところ、ここを勝って本番で好走する馬は少ないですが、ひょっとしたら2019年のロジャーバローズのような「伏兵」的ダービー馬が隠れているかもしれないので要チェックです。過去10年の傾向などから考えてみます。

 

京都新聞杯【2025年5月10日京都11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ

京都新聞杯の過去10年データ、好走馬一覧(2025年5月10日京都11R) | 競馬ラボ

 

1)持ち時計上位

 去年勝ったジューンテイクの勝ち時計は2分11秒2(上がり33.6)で、良馬場のレースとしては水準級でした。例年スローで流れて、上がりの勝負になる傾向があります。今年も同様だとすれば、33秒台の上がり脚が必要です。今回の出走メンバーの持ち時計上位は以下のとおりです(※は重複馬、〇数字は単勝人気順)。

 

 <2000>

※キングスコール   04/20中山 皐月賞    ⑨7着 1分57秒7 33.9

 トッピボーン    04/19阪神 1勝クラス  ①1着 1分57秒9 34.5

 リアライズオーラム 04/19阪神 1勝クラス  ②2着 1分58秒6 35.6

※デルアヴァー    04/19福島 ひめさゆり賞 ①1着 1分58秒8 34.1

 ナグルファル    12/07阪神 エリカ賞   ①1着 2分00秒6 34.0

 

 <1800>

 ネブラディスク   03/29阪神 毎日杯    ⑤3着 1分46秒2 33.1

※デルアヴァー    11/16東京 東スポ2歳S ⑤5着 1分47秒3 33.3

※キングスコール   07/21札幌 新馬     ②1着 1分47秒8 34.8

 

 参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。

1⃣ジューンテイク   03/16阪神 若葉S    ④5着 2分00秒3 34.8  

2⃣ウエストナウ    04/07阪神 未勝利    ⑦1着 1分45秒4 34.0 

3⃣ヴェローチェエラ  03/09阪神 ゆきやなぎ賞 ②2着 2分28秒0 33.5

 

 芝2000の一番時計はキングスコールです。皐月賞では内から外に出すロスもあり、前の勝負には加われませんでしたが、まずまずの走りを見せました。前走1800ですが、ネブラディスクもファンダムの3着で、相応の実力馬と見てよいと思います。あとはデルアヴァーと、新味のあるところではトッピボーンでしょうか。時計的にはこの4頭がよさそうです。

 

2)前走(ステップ)と間隔 

 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順

 〇毎日杯      4頭(ネブラディスク⑤3着)

 〇ゆきやなぎ賞   4頭(コーチェラバレー③3着 オーシンエス⑪6着)

 〇若葉S      3頭(※該当なし)

 〇はなみずき賞   3頭(※該当なし)

 〇1勝クラス    3頭(トッピボーン①着 リアライズオーラム②2着

                  ヴォラヴィア⑥5着)

 〇きさらぎ賞    2頭(ショウヘイ②4着)

 〇大寒桜賞     2頭(エムズ②1着 ロットブラータ③3着)

  

 ローテーション的には、77%が中1~2ヶ月内で、3月・4月に一度使っている馬の方が優勢です。

 

3)血統

 父ディープインパクト系が強く、近7年連続で3着以内馬を輩出しています。今回該当するのは以下の3頭です。今回から父父と母父父の( )は必要な場合のみとします。

 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  、ミスプロ系=  、 

 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  

 

コーチェラバレー  :父キズナ/母父Myboycharlie(Danzig系)

トッピボーン    :父リアルスティール/母父ハービンジャー(Danzig系)

ブリヤディアマンテ :父サトノダイヤモンド/母父シンボリクリスエス

 

4)JRAホームページのデータ分析

 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。

データ分析:京都新聞杯 今週の注目レース JRA

 

 ① 下位人気馬も侮れず:⑥人気以下複勝率12.8%

 ② キャリアは3戦から8戦以内:GⅠ経験があればなおよし 

 ③ 前走2400の馬はねらい目:特にゆきやなぎ賞

 

 項目が少ないですが、しいて合致する馬を探せば、キングスコールデルアヴァーリアライズオーラムオーシンエスあたりでしょうか。

 

5結 論  

 皐月賞から間隔が短い点に不安はありますが、実績的にキングスコールが中軸馬にふさわしいと思います。相手は新興勢力からトッピボーン、距離延長がよさげなネブラディスクあたりが強敵で、人気を下げるようならデルアヴァーナグルファルも見限れません。あとはゆきやなぎ賞3着のコーチェラバレーまでで、川田くんが騎乗予定のショウヘイまではどうでしょうか。まとめると、

 

 ◎キングスコール 〇トッピボーン ▲ネブラディスク……

で、人気薄にも目配りが必要かもしれません。

 

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。GW最終日。全国的に雨模様のようです。無事な一日でありますように。