急須のお手入れ
毎日使う急須。 使用後の掃除も欠かせない。 洗剤を付けたスポンジで洗えば簡単にきれいになる。 しつこい汚れは、白いスポンジ（メラミン）を使えば落ちる。 しかし、常滑焼や万古焼のような、陶器で焼しめの茶器、 酒器は、洗剤を付けずに洗うと良いようである。 なぜなら、洗剤の香りが急須に移らないし、お茶にわずかに 含まれる油分も落ちずに済む。 そのように長いこと使い続けると、表面に艶が出て、風格の ような雰囲気を漂わせるようになる。 無機質な器も、大切に扱うと、立派に育ってくれる。 「器使い」の楽しみでもある。 ちなみに、酒好きの人の中には、備前焼の「ぐい吞み」を、 使わないときは、お酒をたっぷり入れて、神棚などに置いて おく人がいるようである。 閑話休題 急須は、長い間使っていると注口の中が汚れてきたり、 茶こしの部分が詰まったりしてくる。 私は、たまに、細いブラシや、歯間ブラシや、竹ぐし、爪楊枝を 駆使してお掃除をしている。 なかなかきれいにはできないけど、それでもって、病気になったという人は 未だ聞いたことがないので、ほどほどに済ましている。 おあとがよろしければ、すべてよし。
