ロサンゼルスからアメリカ子育て、ウェルビーイングライフ、バイリンガル教育を発信中

 

アメリカの小学校で毎日のように行われているもの。

 

それはみんなの前でプレゼンテーションする機会=Show and Tellです。

 

新学年始まってすぐの時に、Oral Language Sharing年間スケジュールというものが渡されます。

 

これは週ごとに行われるShow and Tellのトピックが学年末まで毎週分書かれています。

 

↓こちらは現地校2年生バージョン

 

火曜日から金曜日までの間のどこかに自分の担当の曜日が割り振られており、毎回ランチ後などの決まった時間に担当の曜日の子が順番にプレゼンテーションを行います。(このクラスでは質疑応答はなしで発表のみだそうです)

 

我が子が通う学校ではKinder〜5年生までカリキュラムとして体系的に決められているようで、学年ごとに少しずつ内容や求められる難易度が異なっているようでした。

 

Kinder〜1年生

・Star of the weekという名前で1週間担当になった子にスポットライトが浴びられ様々なトピックをシェア。

例)

・自分のことを表現するポスターを作り持参。教室に1週間掲示される(月曜日)

・家に100個あるものをボックスに入れて持ってきてみんなで数える(火曜日)

・宝物を3つ持ってきてシェア(水曜日)

・ミステリーボックスに一つ物を入れ、ヒントをだし、クラスメイトはそれが何か答える(木曜日)

・クラスで飼っている動物のぬいぐるみを週末に持って帰り、どんなことをしたか翌週シェアする(金曜日)

など曜日ごとにトピックが決められていました。

 

 

 

 

 

 

2〜3年生

・与えられたテーマに沿ってスピーチの内容を事前に考えておく

・テーマは多岐に渡ります。家族のこと、自分の名前の由来、ペットや飼いたい動物の話、マジックの披露orボードゲームの紹介、フリーチョイスの週も。サンクスギビング近くでは、誰に感謝の気持ちを伝えたいか、などの季節的なトピックもありました。

 

保護者向けの先生からの説明では、生徒の中には人前で話すことがとてもチャレンジ的なことであることを理解しています。

 

そのような場合はスピーチ原稿を事前に用意して読んでもいいし、あってもなくても良い、とのことでした。

 

人前で話す機会を通して、場慣れすることや、適切な声のボリューム、ジェスチャー、社会性を学ぶために行います、とのことでした。

 

息子も毎週慣れないパブリックスピーキングの機会があるため、声の大きさ、目線など、毎回練習必須です(これはマジックの練習を練習兼ねてTLC for Kidsの先生に披露している)

 

4〜5年生
・隣の席の子にインタビューして、相手のことを紹介する
・児童新聞などを読み、学んだことをパワーポイントにまとめてプレゼンする
・将来なりたい職業についてパワポにまとめたことをプレゼンする
・行ってみたい国について調べたことをまとめてプレゼンする
など、資料を使ったプレゼンベースと一気に難易度上がるあせる
 
我が子の通う学校を一例に取り上げましたが、
 
☑️学校をあげて体系立てて取り組んでいること
☑️幼少期から人前で一対他で話す機会が本当にたくさん用意されている
☑️他人のプレゼンを見る機会がたくさんある など
 
アメリカ人がプレゼン上手な理由は幼少期からの場数が圧倒的に違うからというのもあるなと、子供達を見てて感じます。
 
仕組みとしてはそんなに難しいことではないので、日本の小学校の先生も学級経営の仕組みとして取り入れていけると子供達のソーシャルやプレゼン能力が上がるのでとてもいい取り組みだなと思っています。
 
特別活動、国語、道徳、総合的な学習などと絡めていけるのではと見てて感じています。
 
それにしてもアメリカの学校のカリキュラムというか教育システム、面白いなぁ😊

 

Under The Same Sky with LOVE🌏🌈