翌日譲渡会を控えた5月27日先週の土曜日

ククリが急逝しました。

Instagramなどではお知らせしましたが、書きたいことと、整理したいことがまとまらずブログでは投稿出来ずにいました。

ククリが夜、嘔吐。

換毛期なので、嘔吐の片付けを息子に任せました。

ククリにご飯をあげようとすると、ヨダレが凄くおかしい。呼吸も乱れてきて、よろけてフラフラしたかと思うとゲージからバタバタっと出て、3階の階段から2階へダイブ。ちょうど下にいた旦那にあたって難を逃れましたが・・・捕まえて洗濯ネットに入れてから病院へ電話。

既に動物病院は閉まっているので救急病院に連絡。

ICUに空きがないので、他の病院を紹介されそちらに電話すると、また別の病院へ。

このままでは時間だけが過ぎてしまうと、最初に電話したところに連絡して診てもらうことにしました。

バスかタクシーで行くのも難しいと、Oさんに電話して車を出してもらうようにお願いしました。

受付でククリだけ治療のため引き渡し。

待合室室でまっていると。

医療用の空箱にちょこんとクロネコ子猫の頭がのぞいていました。

多分、保護猫なのではとお声をかけると、帰宅途中に子猫の存在に気がついたそうですが、後ろ髪を引かれながら、そのまま帰宅。

帰宅して娘さんに話し、一緒に子猫がいた場所に戻ると、その場にいたので、保護して病院に連れてきて診察。

後脚にウジがいて、後脚は包帯でぐるぐるに巻かれていて、相当に弱っていました。

お腹の中は空っぽで、先生がチュールをあげたら食べたそうです。

鳥を飼っているので猫は飼えず。

また、この後どうしたらいいか分からないということで、こちらの知識の範囲でアドバイス。

大変なことになったと、保護したことを後悔されていましたが、直ぐに病院に連れて来られたことで、この子の命がつながりました。

翌日に、ご紹介した動物病院に行きますとのこと。

そうして子猫を連れて自宅に戻られました。

なかなか、ここまで自分達だけで出来ることではありません。

子猫や猫を保護したいと思った時は、緊急を要する場合もありますので、どうぞご自身で動物病院へ連れて行ってあげて下さい。

そんなやりとりをしていたら

診察室に呼ばれ

ククリの検査の結果の説明を受けました。

とても信じられないくらい、アンモニアの数値が高くおそらく計測オーバーの値が記されており。

カリウムも高く、点滴を続けていると。

他にも数値が高いものもあり

とにかく血の巡りが悪い

急にこのような状態になるのは

血栓？門脈シャント？が考えられる

連れて帰るしかないため

自宅で皮下点滴をすることにして

血管からの点滴は会計が終わるギリギリまでしてくださることになりました。

そして、会計を終えて

ククリが連れて来られましたが

グッタリとしているククリ。

自宅に帰るため車に乗り

ククリのキャリーは膝の上に乗せて

車に揺られていると

ククリからひと呼吸大きく息を吐く音が聞こえ

直ぐに、ククリの体に触れると

呼吸をしておらず

何度も何度を体に触れて呼吸を確認

やっぱり息をしていない・・・。

運転していたOさんに、

「息をしていない」と伝えると

びっくりして

「病院に戻りますか？」

と聞かれたのですが

これから戻って蘇生措置をとるよりはと思い

自宅に戻りますと伝えました。

今夜は寝ずに看病して明日病院へ連れて行って入院かなと考えていたところでした。

帰宅すると

暴れてぐちゃぐちゃになった玄関。

とにかく寝かせてあげないとと

悲しい帰宅となってしまいました。

帰宅後、ご飯を待たせていた子猫たちにご飯をあげていると。

車を出してくれたOさんがお花を持って戻ってきてくれて。急なお願いにも関わらず車を出してくれて、お花まで、本当にありがたくて泣けてきます。

ククリにお花を添えました。

柔らかかった体も硬くなり始めていました。

翌日は譲渡会に参加することになっていたククリ。

保護依頼者の方もお子さんを連れて会いに来てくれることになっていました。

保護したのにこんなことになってしまいどうやってお知らせをすれば良いか、回らない頭を整理しつつメールを送りました。

翌朝メールに労りの返信が。

最後にククリに会いに来てくださいとお願いすると、お子さんと連れてククリにお花を持って会いに来てくれました。葬儀費用とお気持ちもいただきました。

その後に、保護時に一緒にいたメンバーもお花を持ってきてくれて。

3週間の短い期間でしたが、人に甘々で人が大好きで。

猫のことは苦手なククリ。

恐らく飼われていたであろうククリ。

我が家に来て幸せだったのかなと思わずにいられませんが、私はあなたに会えて幸せでした。

その日。

クロネコ子猫ちゃんを保護した方からショートメールが。

脚の状態は悪く、断脚することになったそうです。

入院して体調が回復させてからとなります。

ちょうど来ていた保護団体の方に先生がお話してくれて、断脚後引き取ってくれることに。

命が繋がりました。

ククリがあの時病院へ行っていなければ繋がらなかった縁です。

ククリが繋げてくれたのかなと思います。

引き受けてくださった団体は私もよくお世話になっているところなので、安心です。

クロネコ子猫のことは

こちらのブログに載っています。

『黒猫デー』昨日は黒猫デーになりました。『庭に子猫がいてずっと鳴いてる』と、猫が多くなにかと毎年連絡が来るAN地区。特攻隊長が引き取りに行ってきました。前日の夜から子猫の…

ameblo.jp

長々とお読みいただきありがとうございました。

猫が教えてくれることはたくさんあり。

少しでも不幸な猫（猫だけでなく)が減りますように。

少しでも優しい社会となりますように。

繋がる命