こんばんは!
本日はこちら!
会場↓
藤浪小道具のはじまりから現在までの簡単な歴史
蔵の様子や
実際に道具が本番でどのようにセッティングされていくのか写真を使いながら説明してくれました(解説写真もちょうど【封印切】でした)
大道具さん、照明さんたちの働きぶりもわかるお写真でした
毎日引越し作業しているようなもの
定められた道具の配置を覚えるのに畳の目のレベルで共有することもある、とか😳
六月の演目のあらすじも近藤真理子さんが過去の舞台写真を使用しながらしてくれました。
封印切る小判(物語の設定では300両)鹿の革の財布にまとめて入っている状態で持つと
かなりずっしりとしていました。
この重みを感じながら追い詰められていく忠兵衛なのですね・・・ドキドキしました!
【封印切】の小判の封は役者さんの好みもあるそうで鴈治郎さんの場合は鴈治郎好みに出来る方々が担当する?みたいなお話も。
そして実際に【封印切】体験もさせてくれ(私はこれ以上封印切れ無いので我慢して節約の願掛けとしました)役者さんみたいに絵になるように小判を扱うのはやはり難しそうでした。体験している方々は気持ち良さそうでしたよ🤤✨
絶滅危惧道具として
蓑と和傘についてのお話も。
今回蓑については小道具として使用しているものに似ている蓑を保存している地域で作り方を学び研究も続けているとのこでした。
(蓑は地域差があるそうで形も素材も色々なのだそうです。そもそも手作りですものね。)
素材となるものを刈り入れる様子も写真で見せてくれました
そして製作の様子!
すごいテマヒマで一着作る苦労に驚きます
道具として今まで使用してきたものとは、それでも何かが違うとのことで、研究が続いているそうです。
和傘もパーツ事の分業が細かく
物によってはもう職人として生計を立てている人は一人しか居ない状況であったり
それ以外にも入手困難制作困難だらけ
よくそれで毎月毎年歌舞伎の幕が開くものだな、必死で開いてくれているのだなと
胸が熱くなったり痛くなることたくさんでした
歌舞伎が・・・藤浪小道具が背負う日本の伝統技術継承と保存の重みは凄まじいものになっているのを感じました。
日用品として和傘を愛用することにしたという近藤真理子さん
私も日常使いの子を買ってみようかなあ
(久しぶりの逼迫ぶりなので今すぐは難しいけど)
彼女の和傘や小道具への愛情が
朗らかに溢れてみえて
とても楽しい2時間でした
古式ゆかしい?ハリボテの尾頭付きの鯛
かわいい
【封印切】で使う道具を中心に使わない子も飾ってくれてたり(六月の本番でも使用される子もあるそうです)
↑このテーブルみたいなのがついてる火鉢は関西系ぽいとか
蝋燭は高級品だから使用しているとお店の格は低くはないだろうとか
定員百名で七割くらい埋まってたかな
歌舞伎好きが集まっている様子でした
講座終了後
質問&体験タイムも。
封印切られたあとの小判と封印切らないほうの小判と
そしてお財布
蓑(藤浪小道具製作の物)も触ったり身に纏ったりOKで大人気でした
本番楽しみです!
かぶきを楽しんで応援します!