歌舞伎座百二十年
四月大歌舞伎(2008)

三代目中村橋之助(=八代目中村芝翫)

勝頼をはじめ三役とも初役だ。
「『十種香』はうちの成駒屋にゆかりの深いお芝居なので、やらせて頂いて大変ありがたいです。この勝頼や昨年勤めた『鎌倉三代記』の三浦之助は、舞台に出てきただけで役の雰囲気を見せる難しさがあります。(六世中村)歌右衛門のおじさんが八重垣姫をされた時、『狐火」の子狐で出させて頂きましたが、勝頼役は(十四世守田)勘弥のおじさんが素晴らしかったと聞いていますし、(二世中村)鴈治郎のおじさんの、ふわっとした感じや
引っ込みを何度も拝見しています」。





(*将軍江戸を去る)
山岡鉄太郎。
「鉄太郎に関する本を何冊か読み、先の読めない時代に、人間くさく生きた人で、その思いの深さ、こころの深さを感じました。真山戯曲はせりふの質、量ともすごいですが、パワーに富んだ鉄太郎という人物の、心の中から出る言葉として演じたいと思っています」。

(*浮かれ心中)
大工清六。過去二度は、太助役。
「とっても楽しいお芝居で、今回は帚木の恋人の役ですが、みんなで盛り上げます」。



このときの芝翫さんの鉄太郎のある台詞に(物語をほとんど理解していない私だったけど)泣かされてしまったのは今もよく思い出します
【将軍江戸を去る】は名前を見ると三津五郎さんのことが恋しくなる演目です


母の日でも私の主役は芝翫さんだぞ!
よっっっっくその心に刻んでおくがよいよ!٩(๑òωó๑)۶