おはようございます
いつもお読みくださり
ありがとうございます
今日から
中村芝翫さんが出演している
歌舞伎座 四月大歌舞伎の
舞台写真が販売開始予定とのこと
どんな写真が販売になるかとても楽しみにしています
芝翫さんの舞台姿を先代の舞台姿と見比べて今と昔と想いを馳せたいです
さて
東雅夫 編
アンソロジー死神
角川ソフィア文庫
(1040円+税)
読了しました。
有吉佐和子さんの『一の糸』が関東大震災起きたところまで読みすすめていて、ふと、ぱらりと開いちゃって読み始めてしまって😂
こういうところがだめなところだなと思いながら
大正時代、関東大震災、落語(死神)
【大河ドラマいだてん】かよと面白くなってきて
ああ、芝翫さんがつとめている【四季】の作者・九条武子も大正の・・・・と
自己満足な楽しさを味わいました
水木しげる
三遊亭円朝、三遊亭金馬(二代目)
柳家小三治
グリム兄弟
織田作之助
武者小路実篤
源氏鶏太
アラルコン
小山内薫
鈴木鼓村
つのだじろう
水木しげるさんが描く三島由紀夫さんを目にできるとは思ってなくて。私にとっては三島さんは歌舞伎演目のほのぼのとした印象のほうが強いものだから。こうして血の匂いをつきつけられるとピシャリと冷水を浴びた気持ちになって。もっと本も残された映像も見てみたいなと思いました。
三遊亭円朝、三遊亭金馬、柳家小三治
彼らの『死神』と
その元となった物語だろうグリム兄弟の『死神の名づけ親』
続けて読めるアンソロジーの有難さ面白さ!
編者解説では落語の『死神』の型の話も展開してくれ六代目三遊亭圓生のお名前も。六代目は七之助さんが大河ドラマで演じた人でしたか?楽しい😆
織田作之助『死神』
武者小路実篤『死神と少女』
学校で習い名前を知っているけど作品は読んだことは無い作家だった織田作之助と武者小路実篤。今回文章でようやく出会えました。もっと読んでいきますよ!
武者小路実篤さんは応援する歌舞伎役者さんたちが彼の舞台作品をつとめてくれたとき可愛らしい作品を書く人だなと思いましたが今回『死神と少女』を読んでやっぱり可愛らしい作品だなと思いました。救いのあるほっこりする物語でした。
源氏鶏太『死神になった男』
名前すら知らなかった作家さんです。
痛快な狂気たのしかったです。
栄子さんという登場人物が素敵な女性でした。主人公のお父さんの愛人さんだった存在だけど信頼できる方なのでその方を相談相手に人生立て直していけそうなのに死神へまっしぐら。でもなんだか楽しそうなのでよい。のか?!
アラルコン『背の高い女』(桑名一博・菅愛子:訳)
小山内薫『色の褪めた女』
鈴木鼓村『色あせた女性』
怪談実話3作品。おそらく単品で読んでいたら鈍い私はこのこわさにそこまではピンとは来なかったでしょう。この3つを続けて読める至福。アンソロジーに乾杯を。
つのだじろう『死神の涙』
突き抜けとび出て溢れいでる漫画家の怨念
こわかったです!つのだじろうさんの作品もしっかり読むのは初めてだったと思います。パワーすごくて😳圧倒されました!
こわくも心惹かれる死神というテーマ
誰も逃れられない存在を扱った作品たち
堪能しました🌸
芝翫さんが出演しているいる【四季】の九条武子が称される大正三美人の中に柳原白蓮という方がありますが
私は小中学校の基礎学力もすべて白紙にしてしまったような人生を今生きてますので誰だかちっともピンとも来ていなかったのですが
白蓮・・・
昔々に読了したご本でお名前と存在を知った人だなあと思いだして
久しぶりに引っ張り出してみました
自分自身の参考に
朝日新聞出版
森光子 吉原花魁日記
カバー装画:こうの史代
朝日新聞出版
森光子 春駒日記 吉原花魁日記
カバー装画:こうの史代
歌舞伎に出会って花魁だの吉原だの興味が出来て自分自身が読みこなせる等おかまいなしで買っておいた本だったかと。(吉原展まだやってたかな。行きたい。)
読了していたものの
自分の身になっているわけでもなく
でも今、こうして好きな役者さんの出演をきっかけに触れた【柳原白蓮】という存在が気になってきて
ここから、
どう深めていくかが大切なのだろうなと。
その【深める】が得意じゃなくて
脳みそが苦しいみたいになっています。
でも
10年以上経って
こうしてまた好奇心や興味の元になって
知識そのものにし得て無くても自分自身の中に失われずにあったことに感動しています。塵程度の蓄積でも出会ったことは無駄になってないんだと。(思いたい)
落語も能楽も
講談だってなんだって
今、今、今
いっぱい味わいに行くんだ😆✨
今日も素敵で無敵な一日と
なりますように
では、また!