こんばんは
いつもお読みくださり
ありがとうございます

久しぶりの幕見
撮影下手すぎる😅


昼の部
菅原伝授手習鑑〜寺子屋

葵太夫のお声が恋しくなってかけこむ歌舞伎座🥺✨

思い立って家を飛び出して
案の定双眼鏡を忘れる失態

響きにより集中する時間となりました

前回よりも張り詰めたピリピリはまろやかにほどけたように思いました。ゆるんだのではなくピシッとしつつも全体にゆとりを感じました。

みんなお声が気持ちよかった
私自身も久しぶりの幕見席で新鮮だったのか

大向うさんたちもいっぱい。

鷹之資さんがのびやかに涎くりをつとめていて

丑之助さんの表現する【お役の覚悟】と
でもまだこの小さな体の中で役と自分とその淡いに見え隠れする“何か”も感じた気がして
闘っているのだと
自然に見えるけどたしかに
舞台の上で闘っているのだと
改めて感じ入りました

今日の菊之助=松王丸は泣き虫さが見えて
人間味強く思いました
彼らの無邪気だった日々だって
寺子屋という場所で走馬燈するような


新悟&梅枝も張り合いよく引き締まった気を放って見えました
梅枝さんがぐんと大きく見えます
襲名を控えて一層に研ぎ澄まされているのでしょうか

愛之助さんは上方の人だと強く感じる言葉の印象で前回よりも狂気ぶりより真面目さが前に出つつ軽妙な感覚があるように感じました
そして羽織りを脱ぐその背中がとても格好良かったです

今回の私の見物ポイントは
愛之助VS菊之助のつけまわしぶりでした。前回よりも二人の間の緊張感が絵にもなって心地よかった

そして
葵太夫のお声の響きが
気持ちよくて気持ちよくて
しあわせでした