おはようございます

上演順とは逆の更新になっています


(観劇が続くと感想をなかなかまとめられなくなる弱点😂)


初台・新国立劇場

初春歌舞伎公演

蘆屋道満大内鑑

葛の葉


感想です🦊


道行き付!(好き)

ありがとうございます♪


梅枝さんの保名の女房葛の葉の母ぶりは明るく生き生きとしてホンモノの葛の葉姫との雰囲気の違いも面白く(この前の演目のお役との違いも鮮やかでした)ほっそりとしながらも強いようなシルエットは誰かに絵にしてもらいたいお姿でした。

奥座敷で見せる狐の本性のその手付き、手首の動きの面白さが印象に残っています。ピョンピョン跳び跳ねる様子も奇っ怪ながらも美しくおもしろかった。片足を後ろに跳ね上げるポーズって尻尾がとび出た様子にも思えなくはないものだなと思いました。

物が倒れたり動いたりする場面は、現代は色んな仕掛けも発達しているから、歌舞伎のこれはかわいいもので、そしてそれをわーわー喜ぶ客席ってなかなか無いですけど、今回はそれでも、しらけるでもなくテンポ良く進んでいたように思いました。

『うらみ葛の葉』の曲書き、今まで見てきた葛の葉狐はどこからどうしてたっけと思いながら、梅枝さんの字の上手さを堪能。お父様の時蔵さんの葛の葉も字が上手かったですね。梅枝さんは『葛の葉』のところを筆を口に咥えて、のちの安倍晴明となる童を抱えながら、見事書き上げていました。喝采になっていましたよ★



国立劇場Xより


今回は前に時蔵さんもやってくれたように葛の葉狐が夫と子と別れたあとの道行付。奴たちが現れて彼女に絡んで立廻り見せてくれます。梅枝さんは前回時蔵さんがやってくれたように狐口の面着用バージョン。好きです。そして私はまたその狐のお口のお面がいつ外されたかどう外されたか見逃してしまうのでした(笑)鮮やかに外すのよ!あやかし美しし強しで(せつなくも)たのしいです🦊


時蔵さんの保名はやはり明るさがあって家族のもとに帰るのが本当に嬉しそうで良い家庭を築いていたのがわかる花道の出でした。


のちの安倍晴明となる童役の子もかわゆく✨


権十郎さん萬次郎さんも

短い出番でパッと存在感と

あったかい感じや味わいが伝わってきます。

このまま二人葛の葉と保名とこの夫妻のドタバタあやかし世話物コメディも書き換えてつくれそう🌸なんて妄想を楽しんだり😌


早変りや

保名の戸惑いであったりを

ご見物がよく楽しんでいる様子でした



今日も

素敵で無敵な一日となりますように


では、また