こちら
雨降りの音がします☔


さて、今朝はもう一つ

休刊した
歌舞伎専門誌【演劇界】の2007年リニューアル創刊号からのバックナンバーから

2009年5月号より


表紙:坂東三津五郎&中村宜生【蘭平物狂】
撮影:篠山紀信

榎そのさんの連載は
市川左團次さんの南郷力丸のイラストと
彼についてのお話で

このとき円熟をむかえていた彼は
若い頃、二代目尾上松緑さんに稽古場で『役者やめちまえ!』と叱りとばされ『ナニクソ!』と役に向かっていっていた、というエピソードをお話してくれていました

先日、追悼番組も放送され
彼の舞台の愛嬌の部分を主に、はじめて目にする方にも親しみやすい構成で追悼して暮れていたように思います

SNSでは
彼の積み重ねてきた人生のなかの苦味の部分についてもお話してくれる方もあり
こうして、榎そのさんの左團次さんの若い頃のエピソードにもちらりと触れますと
その部分ももっと知りたいなという気持ちが湧き、叶うなら紹介にとどまらず、遠からずさらに一歩深く左團次さんのお話をしてくれる特別番組などできないものか、と思いました

期待しています

🌸



詩人の高橋睦郎さんの連載は
この号は道成寺についてのお話をしてくれていて最後いろいろと役者の組み合わせで夢がひろがっていて歌舞伎愛が溢れていてそしてこうお話でした
(部分では全く伝わらないのでぜひ全文読んでほしいです)
『歌舞伎は古典である以前に歌舞伎という前衛だったことを思い出そう。』
とあって何かふふふ☺️となった私でした。

🌸


刊行されているときは
興味がなく読み飛ばしていたものや
忙しくてじっくり読むことが出来てなかったことが
こうして今ふりかえって読んで
ひどく心を揺すぶってくるものに出会えたりするので
本というのはありがたいですね

あちこち役者さん達についてのことが分散せずある程度まとまって読める専門誌は私にはとても有り難いです
完全平等というのは難しくそれでも偏りはあったりするのでしょうけれどね
それでも
私は専門誌は一冊はあってほしいですが
難しいのでしょう


🌸


では、朝はここまで。


芝翫さんはどんな大晦日をお過ごしだろう
わからないけど
わしもがんばってくるね!


行ってきます😌