おはようございます
いつもお読みくださり
ありがとうございます

吉例顔見世大歌舞伎
昨日で六日目

昨日は眠くなかった!気圧の変化が大きく影響していたかな

あいもかわらず
夜の部の途中からの参加です

さて

通っていくと後見さんのお仕事ぶりにも目が行くようになるゆとりが出てきますね

このタイミングで扇渡してるのか〜とか
片付けてるんだなとか
役者さんが役を生きながら
でも冷静にその段取りも仕組んで実行していっているのが、その共同作業ぶり連携ぶりにもワクワクしています

舞台は充実中で

応援中の芝翫さんも昨日もおっきな舞台を見せてくれていました。きもちよいのです
幽霊見得のバアっとした感じすごいです👻👻👻👻👻👻👻👻

五日目は初日と比較すると控えめに見えた時姫の塩梅が六日目は前に出る塩梅だったように見えました。初日インパクトが強烈だったので私は初日推しですが、梅枝時姫好きです🌸

義太夫・三味線も堪能中
生で歌舞伎の素敵な生演奏や浄瑠璃を味わえるのも嬉しくてたまりません
この日は葵太夫が声の色っぽさ?をよく出している様子に思えました。先月よりお声の調子回復したように聴こえてホッとしています。


そして

舞台から受けた感動をご見物があたたかく演者さんたちに返しているような反応があって、推しがそういうものに包まれている景色は胸にしみてとても嬉しくなっちゃいました。涙腺がゆるむ。。。


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百姓の藤三郎じつは高綱
おくるは本物の藤三郎の女房で
『私の夫は水呑み百姓』と死にゆきながら
高綱の身代わりになってくれた本物の藤三郎のことをお話してくれるのですが
高綱が前の場面で藤三郎としてかわいらしいような愛嬌を見せてくれているので

なにか『こういう人が犠牲になってくれたんだな』という景色が浮かびやすくなってせつなさがあふれてきますね

おくる=高麗蔵さんの力もありましょう

つくづく私が浅学で理解度が低いために出会えて来た素敵な舞台の素敵な芝居に対して勿体ないことをしてきているなと思ってばかりいる今朝です


通うと
普段じっと見ないようなところにも目を向けられる余裕が生まれて

今回はこの藤三郎のかつらをおもしろいなあと気づき(アホ毛みたいなのがピンピンちょこっと立ってるの)

過去の【鎌倉三代記】の筋書を引っ張り出したので観てみると


2007年12月歌舞伎座
鎌倉三代記
三津五郎=藤三郎じつは高綱
福助=時姫

2016年3月歌舞伎座
鎌倉三代記
吉右衛門=藤三郎じつは高綱
雀右衛門=時姫

三津五郎さんと吉右衛門さん
使ってるかつら違う感じだし
(写真だとアホ毛良くわからないし😂
あれ三津五郎さんの高綱はこの写真だと額の入れ墨見えないけどどうしてたっけとかなってる。後半の高綱には申し訳程度な額の入れ墨があるけどあまり額の入れ墨強調してないのかな?)

そうか『型』の違いがここに出てるのだな、と(三津五郎さんは『芝翫型』と呼ばれる古風なやり方で高綱を演じてくれたことがあってそれが2007年12月で私のはじめての生歌舞伎&歌舞伎座体験でもありました)、遅ればせながら“『型』についての本を読みなさいよ自分”となりました・・・😓←予習復習学びが大の苦手すぎるわたし・・・

※アホ毛みたいなのがついてるかつらのは純朴な田舎者に使うものだそうで『ぼっと』というそうです

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今日も素敵で無敵な一日と
なりますように 

では、また