こんばんは

いつもお読みくださり

ありがとうございます


『刀剣乱舞』の刀剣男士・宗三左文字さんにねノッブなにしたのよう😭歴代の偉い人たちに所有されてきた歴史を抱えててアンニュイなの〜。自分は籠の鳥で、とか、侍らせてどうしたいのか、とか歌舞伎の吉原の傾城に愚痴られでもして翻弄されてる気分です🥲『遠征』というものから帰ってくるとき「私はあなたのもとに帰ってくるしか出来ないんですョ」的な感じでね、私はなんかごめん〜😭ってなるんだけど、設定している刀剣男士さんによっては遠征組が帰ってきたときに『あんなに急いで帰ってこなくても🤭云々』台詞があるから、ちょっとツンデレ気分(なんだかんだ言ってても喜んで帰ってきてくれてるみたいな)を味わえて救われたりしてるよ!



さて



明治座創業150周年記念

壽祝桜四月大歌舞伎


昼の部

感想続きです


【大杯觴酒戦強者】


みんなが台詞に緊張しているのがわかる?久しぶりの演目【大杯】☺️3回通ってずっとその緊張感はありました。でも私が見た中でこの日がいちばんみんな安定していたような。松江さんが台詞につまったところで大きめに身動ぎしていたのが珍しく印象に残る。回数を重ねて松江さんのお役の演技が芝翫さんの演技に対して半歩引いた塩梅になっていった気がしています。(半助のことばを注意する様子)
芝翫さんの半助と二人で袂や手もとちょこちょこやりあってるのはちょっと微笑ましく思っていました。

この間は私がぼんやりで見逃したのか無かったのか、な、アルハラ場面この日しっかり観ました。

この日梅玉さんの井伊は芝翫さんの半助の呑みっぷりに気持ちよさを感じて好もしく思う様子がよく見えて人と人が出会う(物語では実は再会だけど)素敵を感じる雰囲気。この梅玉井伊の癇癪持ちなところもあるけどでも憎めない気性みたいなのたのしかった。(私の頭の中では『わかりやすい真山青果』味。わからない例えでごめんなさい)
梅玉さんの青山播磨どんななんだろう。もうずっと気になってる私です。
呑み比べていく中での井伊のお腹の中の動きみたいなのも実におもしろいのです。

幸四郎さんも台詞などこの演目では少ないけれど相手らの芝居を受け止めてくれている様子が見え梅玉さんとのお芝居の響き合いもたのしみました。

芝翫さんの半助は
前半のヨレヨレお酒好き男ぶりは手慣れた感じすらしました。ここの花道の出の親しみやすい雰囲気と後の裃姿になっての花道の出の対比がたのしくて、ある意味でお手軽に時代物な迫力や義太夫と役者さんの響き合いの気持ち良さを味わえて私得な演目だとつくづく思う。


その裃姿の花道の出
前回は私の座っている席の真下おしりで芝翫さんのお声の響きを受け止めてるくらいの感じがあって、何か妙に気持ちが良いし、そしてぐっと低く重みのある雰囲気で客席の空気が変わるのを感じて、感動。
今回はそれよりほんのごく僅か軽やかを芝翫さんの声に感じた気がする。お声の響きがおしりにはこなかったからかも(ビデじゃあるまいしね)なんてくだらないことを思いつつ。でも彼の生み出す空気の変化を愉しみました。
(東太夫さん最近といっていいのかな芝翫さんとよく組んでくださっているような。ありがとうございます。)

この日ユーモラスさの匙加減にとても慎重そうでした。それに伴ってか酔の演技も慎重そう。緊張感。芝翫さんの持つ『機嫌の良い感じ』も控えめだったかな😌

いつも印象に残っていた盃のお酒にふーーーーーっと息を吐き出すような時代掛かった呑み方またいなのが今日は印象に無くてやっていなかったのか私が記憶違いをおこしてるのか。ともかく見ているときは彼がそれをやったように認識してなくて(今日は才助酔いたい気分なのかな)と思っていました。


慎重さのなかに芝翫さん自身がつよめではあった様子。もう後半だからか。模索が続いているからか。でもそうやって日々闘っているだろう姿は贔屓として楽しくもあり、もっと通って、一手一手打ち合いたかった(←私に一手としての実力があるかどうかは別として)けど、叶わなくてざんねん。

才助が正体を見破られて、自身のこと、大坂夏の陣のこと義太夫とともに物語るところも改めて丁寧かっちりと句読点しっかりに決めてくれていたように見えました。

双眼鏡でのぞいてみると汗がじんわりとお顔に浮かんでいて大変なんだなと感じ、でも、乱れず絵になり続けていて、やっぱりすごいなあと思ったり。きまりきまりがしっかりと。袂の揺れようまでも神経が通っているみたいなとこ芝翫さんの私が好きなところ。


梅玉井伊VS芝翫半助の勝負場面は
この日の二人のお互いの息が、通った中ではいちばん、自然体に感じました。半助が勝つところの井伊の武器をちょいっと優しめに打つ感じのそのタイミングもこの日が好きかな。でもまだ突き詰められそうな気がします。私達観客の息もっとここで釣り上げられそうな予感がしてるしそういう日もあったろうなと。

終幕、千石越の大出世おててひらひらキラキラ星、両膝両手でぽーんぽーん、大喜び! になる才助なのだけど

前回はそのユーモラスに傾きぶりが極端な感じに思えて(笑って!笑って!って言われてるくらいな気持ちになる様子に思えてた)
これは才助手持ち無沙汰気味になるから(井伊が全部持っていっちゃう感じある大詰め)だから必死の抵抗(?)か何かなのか?一体どうしたのだろう?


となっていたのだけど


この日は控えめになっていたような


うむむ。翻弄されるすけさんでした


(芝翫さんがつらいとかくるしいとかあまり言ってくれるのを聞くような機会はないし大丈夫かなって思いながら見てても結局お芝居を見られることにこっちがたすけられる感じでなにも出来ないし)


🌸


応援の気持ちも持って行ったけど結局
お芝居に気持ちよくしてもらってばっかりのオレなのであった


🌸


あ!半助がほっぺつねってるとこも
お写真欲しいなと思ってたり🌸あったかなー🤔


🌸



役者さんたち、職人さんたち
明治座みんな気がピンっとしてたよ
附け打ちの音も力強く役者さんと響き合ってました



ラスト感想の③につづきます


では、また