25日は
竹林を見るとかぐや姫を連想いたします。
初世坂東好太郎三十七回忌
二世坂東吉弥十三回忌
追善狂言
岡本綺堂 作
市川猿翁 監修
修禅寺物語
大雑把な感想を。
彌十郎さんからはどうしても“穏やかさ”“優しさ”を感じてしまう私なのですが今回見てみて
狂気とはまた違う
探求の姿
職人気質
考えてみています。
どこかで、ひとくくりにしていたように思うので。
納得がいっていないのに面を渡し
荒れる夜叉王と
父を抑える娘・楓の場面
好きです。
死にいく娘の最期の顔を描きとろうとする夜叉王。
満足そうな父と、娘・桂。
正反対の気質かと思いきや、この姿はむしろ二人は“そっくり”だな、そう思いました。
巳之助さんの演じる春彦の若き職人としての実直さ好ましく
新悟さんの女形、実は今までなんとなく固さを感じていましたが、その固さが無くなったように思う。どきりとしてしまった。
勘九郎さんの演じる頼家の、じっと、夜叉王の話を聞きながら、面を見つめる姿。何を思うているのだろと印象に。
猿之助さんの気の強い女性の役は好きだなあ。
『桂・最期の顔』は迫力で、これは間近で見てみたかった!
この物語
昔、あれはテレビか
彫刻家ロダン好きの学校の先生に聴いた話だったか
オーギュスト・ロダンが花子という女優さんをモデルに『死の顔』を作った、という話や
河鍋暁斎が
9歳の時に神田川で生首を拾って(?!)写生しした話が頭に浮かびました。
『野田版桜の森の満開の下』にも共通するテーマがある
“鬼”
私に足りないもの。
だから、
惹かれるのかなあ。
独特の台詞回し
『綺堂調』
意識して聴くのを忘れていた…
うう…
これも、私の『記録』めげるけど続ける!