くたくたになってついたのは

ひろいひろい砂漠

もういっぽも歩けない

 

 

 

 

絵本:おこりんぼママより

 

 

 

 

 

 

みなさんこんにちは

京都・長岡京市で

自己否定・子育ての悩み

問題を解決しています

セラピスト橋屋です

 

 

 

5月の個人セッション

残席4名さまです

 

 

 

 

子育て支援センターの先生をしている

知人が絵本を何冊か貸してくれました

 

 

 

この本を読むと

子供を抱えたお母さん達が

ポロポロと涙するそうです

 

 

 

 

 

 

 

 

きょう、ママがものすごくどなった

 

 

 

あんまりすごく怒鳴るもんだから

ぼくは、バラバラになってとんでいっちゃった

 

 

 

あたまはうちゅうにとびだした

おなかはうみをどんぶらこ

つばさはジャングルでまいご

くちばしは山のてっぺん

おしりはしらないまちの中

 

 

 

ぼくは足だけになっちゃった

足はバラバラになった体を探しに出かけた

 

 

 

 

だけど見つけたくても足には目がないし

「助けて」って言いたくてもくちばしもない

飛びたくても翼はジャングルの奥

 

 

 

 

くたくたになってついたのは

ひろいひろい砂漠

もう、いっぽも歩けない

 

 

 

その時大きな影が僕をおおった

ママは船に乗って僕のかけらをひろい集めた

そしてしっかり縫い合わせてくれたんだ

 

 

 

ママは最後に足を縫い付けた

僕はすっかりもとどおり

 

 

 

「ごめんね」ってママが言った

そして僕を抱きしめた

やっぱりママがいちばんさ

 

 

 

おわり

 

 

 

お母さんとの間で起きた

子供の気持ち心の状態が表現されています

 

 

 

 

お母さんが怒鳴る

こっれって子供はとてもショックで怖い

心と身体がバラバラと表現されていますが

 

 

 

 

セラピーの現場でもその通りだなとかんじます

 

 

 

 

頭は思考停止するし

お腹はウニョウニョ気持ち悪いし痛いし

背中は重いし身体中不安だし

何か言いたくても喉が詰まる

 

 

 

そのうち自分自身が

バラバラになって捉えられない

 

 

 

恐怖の体験というショック

トラウマです

 

 

 

こんな体験を多かれ少なかれ

多くの人が体験しているんだと思います

 

 

 

そんな幼少期から大人になると

生きずらさという漠然とした

悩みを抱えます

 

 

 

大人になっても

バラバラになった自分を探してる

 

 

 

 

心の中はいつも不安で

具体的に何が不安なのかわからなくて

その不安を誰にも言えなくて

 

 

 

 

 

自分の中に閉じ込めた

漠然とした恐怖や不安を抑え続け

頑張って生きても本当はクタクタ

もう一歩も歩けない

 

 

 

だけどやらなくちゃいけないと

思う事が日常にいっぱいで

 

 

 

 

そんな時子供に

「ママ遊ぼ」「ママこっち見て」

「ママお腹すいた」

「ママー(泣)」

ママーママーママー

 

 

 

 

自分を呼ばれると

もー!!!!!(泣)(怒)

自分が爆発してしまう

 

 

 

頑張ってるお母さんには

こんな心理状態の人も多いと思います

 

 

 

 

本当は生きる気力がもうない

自分にも人にも世界にも絶望している

 

 

 

 

だけど明日はまたやってくる

 

 

 

 

このお話は最後にママが

ごめんねって自分を縫い合わせてくれます

 

 

 

 

 

怒鳴ってしまった事や自分が子供につけた傷は

こうやってママと子供の間で修復可能ですが

 

 

 

 

 

何度も何度も縫い合わせられ続けると

身体中傷だらけ

 

 

 

 

縫い合わさっては

またバラバラになる体験を繰り返すと

どうなっていくんだろう

 

 

 

 

本当はバラバラになるたびに

痛かっただろうし

悲しかっただろうし

ひとりぼっちだっただろうし

 

 

 

 

そのうち

虚しくなるだろうし

もうどうでもよくなっていく

 

 

 

 

 

自分なんてどうでもいいという諦めと

未来に希望が持てず目の奥がずーっと悲しい

私はそう思うんですね

 

 

 

 

 

子供だけでなく本当は

お母さん自身がそうではありませんか?

 

 

 

 

 

 

 

痛い思いや悲しい思いをした昔に

誰か助けてって言えなかったんじゃないですか?

 

 

 

 

 

お母さん自身がこの子供の経験をしていて

今、お母さんをしているんじゃないですか?

 

 

 

 

 

そして、この子供は大きくなった時

自分を大切にしてもらえなかった

悲しみや怒りをどうしていいかわからず

ずっと我慢して耐えていく

 

 

 

 

我慢して我慢して爆発してしまう

 

 

 

 

 

よの中には子供を虐待しても

気持ちいいと思う人がいるのも事実ですが

 

 

 

 

きっとこの絵本を読んで

涙するお母さんは本当は子供と

繋がりたい愛したい

と望んでいる人なんじゃないかと思います

 

 

 

 

子供との関係を通して

自分を見つめ自分と向き合うことで

自分の闇や傷を癒し解決する事は可能です