日本は古来江戸時代くらいまでは、同性愛、今で言う「性的
マイノリティ」のようなものへの抵抗がなく、盛んでした。
男性同士だけではありません。女性同士の性愛も盛んで、地
位のある人に「お小姓」がいたのは女性も同じでした。
そして江戸時代、関西を中心に流行ったそうですが、「ト一
ハ一」という隠語で語られる女性同士の性秘技があったそう
です。これは後々の大正時代まで、大流行だったということ
です。
遊郭に遊女を買いに行くのは、男性ばかりではありませんで
した。女性がレズビアンプレイを求めて遊郭に行くのは全く
珍しいことでなかったそうです。
そしてそこで流行ったのがタイトルにある「ト一ハ一」とい
う技だったということです。具体的なプレイ方法は記されて
いないそうですが、必要な道具としてあるのが、黒髪を結う
糸と湯呑一杯の水とされています。この小道具が、具体的方
法を推理するヒントとなっているようです。
そしてその方法として最も有力説なのが、「ト」と「ハ」に
それぞれ「一」を縦に組み合わせて字にした形というもので
す。「ト」と「一」をちょっと斜めにして組み合わせて字に
すると「上」になり、「ハ」を変形させて上に「一」をつけ
ると「下」になるというのです。
女性同士が上下に組み合わさった格好という意味です。そこ
から、色々と想像してみてください。糸は、指2本を捲いて
太さを男性器並にする。湯は、潤滑材料ということです。
かなりの論議が交わされた後、そんな内容の説が大真面目に
有力視されたということです。