報徳学園が大阪桐蔭を、4対1で破りました。何と言っても
背番号10ながら主力投手でドラフト1位候補の今朝丸の好
投が一番の勝因でしょう。
快速球と切れ味鋭いスピリットなどが冴えまくり、大阪桐蔭
の強力打線を力でねじ伏せた感じでした。
監督が勝利インタビューで今朝丸クンのことを「今まではた
だ良い球を投げるだけの投手だったけど、勝てる投手へと成
長している」と褒めていましたが、その通りなのです。今朝
丸は去年から素晴らしい球を投げるけど詰めが甘いところが
あって、それでも「素材型の逸材」ということでドラフト候
補に挙がっていました。
しかしコントロールと投球術、そしてスタミナなども磨かれ、
恐らく秋のドラフト会議では1位指名されるでしょう。長身
で角度もありますし、スケールが大きいです。
そして前日ランニングホームランで沸かせた大阪桐蔭の境ク
ンは今朝丸クンからもスリーベースを含む3安打で、本物ぶ
りを見せてくれましたね。素晴らしい試合でした。
尚、甲子園は寒過ぎたようですね。大阪桐蔭のエース平嶋ク
ンも逸材ですが、立ち上がり指先を気にして、息を吹きかけ
たりユニフォームにこすりつけて温めたりしていましたね。
かじかんだのでしょう。今朝丸クンも、立ち上がりは気にし
て、やはりコントロールが定まっていませんでした。
なので乱れて失点した平嶋クンは気の毒でしたが、まあそれ
は今朝丸クンも同じ条件で、どうにか彼が無失点で切り抜け
たことを考えると、あくまでこの試合に限ってのみ言えばや
はり今朝丸クンの勝ちでしょう。ただ今後平嶋クンがどう巻
き返すかは、わかりません。楽しみです。