「蘇我馬子」「蘇我入鹿」という名前は後世に意図的に付けられたという珍説! | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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「馬鹿」という言葉、中国から始まりました。世間知らずで

馬と鹿の判別が出来ない王族を揶揄したことに由来しま

すが、日本に伝来するとむしろ発生元の中国以上に頻繁

に使われるようになったわけです。

 

ところでこの「馬」と「鹿」という文字が入る名前で或る古代

の有名人が浮かびませんか?

 

「蘇我馬子」と「蘇我入鹿」です。珍説としてあるのが、当人

たちは別の名前を名乗っていたという話です。「蘇我」はそ

のままで、「馬子」と「入鹿」が違うというのです。

 

『日本書紀』『古事記』で不当に悪者扱いされていることがこ

こに来て判明している2人でして、かなり意図的な悪意を持

って後世に伝えられています。そしてその悪意の中に、命名

も入っているというのです。

 

見ればわかるように、「馬」と「鹿」が入りますね。合わせると、

「馬鹿」となります。何とも幼稚な悪意ですが、本当なのでしょ

うか?

 

ただこの2人に関して、真実をありのままに伝えた史料は消

され、上記の日本書紀と古事記から発生した資料ばかりを

中心にした内容がほとんどですので、この珍説をはっきり否

定することが出来ないのが現状のようです。