平賀源内は色々なものを発明しましたが、特に有名なのはエ
レキテルですね。しかし或る隠れた、そしてエレキテル以上に
画期的なものがあるのです。
源内は、鉱山開発の技術に、優れた人でもありました。そして
その技術がもたらした或る物、それは「火に燃えない布」です。
秩父の鉱山開発に関わった源内は、そこで石綿を見つけます。
そこでヒントを得て、熱に強い石綿を編んで、火でも燃えない布
を作り上げたのです。
これを源内は、「火浣布(ひかんぷ)」と名付けました。火浣布は
江戸時代、エレキテルよりも大きな話題となり、需要もありました。
特に江戸においては、火への対策が重要でしたから。
しかしこの火浣布、今はありません。というのも、石綿は別名とし
て、「アスベスト」と称されます。あの「人体に良くない」アスベスト
で、大いに話題になりましたね。アスベストは実は、平賀源内に
よって発明・開発されたのでした。
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