最初は存在していた鎌倉大仏殿の大きさ | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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奈良東大寺の大仏が立派な大仏殿に鎮座しているのに対し、

鎌倉の大仏は雨ざらしです。つまり、大仏殿がないのです。

 

とはいえ、最初からなかったわけでは、ありません。様々な災

害によって、なくなってしまったのです。

 

13世紀、鎌倉時代に鎌倉大仏が建てられた時は、立派な大

仏殿も建てられていたことが、わかっています。大きさも、わか

っております。

 

東大寺の大仏殿が、幅57.5メートル。奥行きが50メートルで

す。それに対して鎌倉大仏殿は、幅45メートル。奥行きが38

メートルです。

 

東大寺と比べると小さめですが、それは先日も書いた通り、東

大寺が巨大建築なだけで、しかも巨大に造り過ぎたために森林

伐採をし過ぎて後に弊害が来ております。なので鎌倉大仏殿も、

立派な大きさでした。

 

それが、15世紀に起きた大地震と、その後に起きた大津波に

よって、完全破壊されてしまいました。その後再建されなかった

のは、鎌倉が都でもなく、幕府としての首都機能も失ってしまっ

た哀しさでしょう。