トランプの錯乱 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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トランプが、かなり追い詰められています。コロナウィルス

が流行り出した当初は「恐れる必要はない」と豪語していて、

最近までその姿勢を崩さず、挙句の果てには「俺はコロナ

ウィルスが好きなんだ」などと言い出す始末。

 

ジョークというよりは、ヤケッパチ。しかしその後あっという間

に「非常事態宣言」でした。

 

ただ、ヨーロッパとの渡航禁止を宣言はしたものの「イギリス

を除く」と、とんちんかんなことを。イギリスは感染者がかなり

多い方なのですが、「除く」理由がEUを離脱しているから。

 

すぐに改めて、イギリスも禁止にしたようですが、焦っていま

す。今の世界状況や自国の感染がどうというより、大統領選

挙における大打撃になるからではないでしょうか?

 

アメリカでは、医療保険制度が未発達なため、検査や治療を

受けられない人が多いです。理由は、主に共和党支持者が

反対するから。連中に言わせると、「民主主義の基本は自己

責任にあり、医療保険に守られるのは社会主義国のやること」

なのだそうです。

 

民主党から選ばれたオバマがこの制度を浸透させようとした

ら、共和党の大反対に遭いましたね。

 

今回、共和党のこういう姿勢が大いに逆風です。ただでさえ

党自体が逆風にさらされているところへ、トランプの初期対応

が失敗を通り越して油断の極致にあったのだから、自身も大

いなるピンチです。まあ、ヤバいでしょう。