昨年7月の参議院選挙に備えて河井案里氏の選挙資金として
1億5千万円が振り込まれた問題ですが、これに関しては河井
議員より自民党本部が問題でしょう。
ねだったのでなく、「これで当選しろ」と言われて振り込まれた以
上、もらって使うしかありません。党本部とは首相の領域でして、
後々上司以上の存在になるわけです。逆らうのは大変でしょう。
しかも選挙資金なわけだから、もらった金は選挙のために使わな
くてはなりません。使い切るのは、また大変です。不正は、起きる
べくして起こった気もします。
そして河井案里議員と結果的に対立候補となった溝手という人、か
つて安倍晋三氏のことを「もう終わった人だ」などと言って、痛烈に
批判しています。それを今だに恨んで1500万円の選挙資金しか渡
していなかったと見做されても、仕方ないでしょう。そうだとしたら、あ
まりに人間として卑しい話です。
その辺、野党は追求する必要が、あると思います。こんな器の小さな
話があっては、いけないでしょう。