ミカンの美味しい季節というのが、残り少なくなりました。
しかし、甘いミカンを食べたいと思ったら、取って置きの方法があります。何度か放り投げてから、食べるのです。
ミカンは衝撃に弱くて、1メートルの高さから落とすだけで、酸の量が20パーセントも減少してしまうのだそうです。
決して糖の量が増えるわけではないので「或る意味」という言葉を使いました。しかし、酸の量が減少する分、勿論酸味はなくなります。その分糖の味が舌の上で強調されますので、甘い感触が広がるわけです。
なので、放り投げて酸味を減らすことで、ミカンの甘さを味わえるのです。