タイトルにある「死体」と「遺体」ですが、両方ともよく使
われます。使い分け、違いはあるのでしょうか?
意味としては「死んだ後の体」ということでして、どちらも
そうは変わりません。ただ「死体」は客観的かつ便宜的・
科学的な場合、「遺体」はそこに人格的な要素が加わっ
た場合を差します。
とはいえ、それだけの説明では十分でないと思います。
たとえばニュースなどでは、身元が不明な場合に「死体」
で身元が判明していれば「遺体」となるそうです。
刑法上では、「死体遺棄」とか「死体解剖の結果」という
風に、「死体」の方が使われるケースが圧倒的です。
ただ最近では、変化が見られるようです。ニュースなどで
は、、「バラバラの遺体」とか「身元不明の遺体」という言葉
が、使われるようになったそうです。これは視聴者を意識し
てのことだそうで、いわば人権的な意味でのクレームを気
にして、「死」という生々しいフレーズを避けているそうです。
まあ、私個人としては、そこまで気にしなくても良いように
思うのですが・・。