人間の体は、夜にはエネルギーを貯蔵しようとする副交感神
経が、働きます。逆に、昼にはエネルギーを消費させようとす
る交感神経が、働くのです。
朝というのは、副交感神経から交感神経への変化の時、つま
り上にあるエネルギーの貯蔵から消費への移行期間なわけで、
体が不安定になっています。
更に、夜は体温が下がっている状態なので、筋肉も冷えていま
す。なので、早朝或いは起きてすぐの激しい運動は、ケガをし
やすくなっています。
夕方も交感神経から副交感神経への移行期間ではありますが、
筋肉が冷えていないでほぐれてもいる分、悪影響は少ないそう
です。
また、心筋梗塞が最も多いのは、やはり朝の5時から11時まで
だそうです。
従って運動は、朝より午後の方が、効果的ということです。もっと
も、朝にスポーツの試合などがある場合には避けられませんが、
その時はかなり早めに起きて、筋肉を温めておくことが大事と思
われます。