ピコ太郎さんの「PPAP」が、彼とは関係ない会社によっ
て、商標登録の申請をされているそうですね。
これ、どうも「転売」が目的な気がしてなりませんね。ど
ういうことかと言いますと、登録に成功した後、この権利
をエイベックスに売り渡すというやり方です。
申請に、最低1万2千円。認められた場合、認可手数料
として4万円以上。計5万2千円で権利が得られるケース
があるのです。これは最低額ですが、いずれにしろ、これ
とかけ離れた数字には、なりません。
エイベックスがこれを商標として使う場合、転売してもらわ
なければ法律上無理。となれば、5万2千円よりはるかに
大きい額を払うことは確かなので、この差額が利益となる
わけです。
ハナから転売が目的と見なされれば、これは「商標法」違
反になりますが、それを断定するのは簡単ではありません。
後にそれが断定されて取り消し及び譲渡金返還というケー
スもあるでしょうが、1度でも「PPAP」の商標で商売をすれ
ば、ハナから転売目的だったことは証明しにくくなります。
その辺に関してはプロのようなので上手くやるのでしょうが、
ただ申請している会社はこれまでにも似たことを続けてい
るみたいなので、どうなるのでしょうか。商標登録が認めら
れない可能性は高いと思います。