趣味と本業の関係を力説した戦国武将・堀尾吉晴。 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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戦国時代を生き抜き、豊臣秀吉にも重く用いられた堀尾吉晴

という武将がいます。彼が「本業と趣味の関係」について、と

ても良いことを言っています。


「上に立つ者は、本業だけでなく、趣味の世界にも心を向ける

べきだ」


まあ、妥当というか、よく言われることです。


「が、趣味はあくまでも趣味であって本業を損なうようなことが

あってはいけない。いかに趣味をきわめ、その道の達人であっ

ても、それによって本業である国を治めることを忘れてはいけ

ない」


これも、当たり前によく言われます。肝腎なのは、この後です。


「優れた大将は、趣味を本業に生かす調味料として、活用する。

そうあるべきだ」


大リーグで活躍するお馴染みイチローは、かつて石川さゆりの

コンサートを見に行き、「天城越え」を歌う時の発声を聴いて打

撃フォームのヒントを得、それを実行したところ、大リーグの年

間記録を達成したといいます。


中日ドラゴンズを昨年引退した山本昌弘さんは、野球だけでな

く、ラジコンでも第一人者でした。彼も、「ラジコンは野球に役立

つ」と断言していました。


この世に存在するものは、全て何かしら見えない糸でつながっ

ています。だから、趣味と本業もどこかでつながっていて、何か

しらの相関関係があるのです。だから、一見何の関係のない

ようなものから本業のヒントを得られる人が、成長し、実力を

身につけることができるのだと思います。