疑似彼氏、疑似彼女の効能 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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医学博士で農学博士でもある佐藤富雄さんの著書によりますと、な

りたい自分をイメージするとそれに近づくということです。そのイメージ

が上手く思い浮かばない時は、女性の場合だと「疑似彼氏」を作ると

良いとされています。


この疑似彼氏というのは、自分にとって都合の良い理想の男の、勿論

架空の男のイメージです。


思い浮かべたら、デートの場面、一緒に旅行に行った場面などを色々

シュミレーションするのだそうです。どんな話をしてどんな食事をするか。


その想像の仕方によって自分が変わって行き、やがて想像した通り

の人が目の前に現れる。脳の仕組みがそうなっているから。と、そこ

まで断言しています。


実はこのやり方、誰にも内緒で昔私もやったことがあるのです。男でホモ

でもないので、「疑似彼女」となりますね。


自分に自信を失いかけておりまして、このままじゃ駄目。何とか自分を

高めたかったのですね。その方法として思いついたのが、究極にイイ女

を想像し、それに似合いの恋人になった自分をイメージするのです。


本来なら高嶺の花のはずの女です。そういう女がたまたまユニークな

好みを持っていて都合よく自分に惚れてくれた。なんていう安易な想像

では意味がありません。自分が見合った相手になる方法を考えるのです。


そういう現実的でクールな仮想空間を作ると、色々見えてくるものがあ

りました。たとえば、自分を冷静に見つめる機会ができます。


その頃、役者で二枚目役をすることも多かったので、ルックスにもそれ

なりに自信はありました。表向きは「ない」と言っていましたが。とはいえ、

今のダルビッシュや向井理ほどに格好良かったわけじゃなく、限界は痛い

ほどわかっています。だからそのままのルックスで「疑似彼女」とは釣り

あわない。となると、表情を工夫するようになります。


疑似彼女に喜んでもらえる、自分を演出できる表情。それに並行して、

アピールできる、少しでも尊敬してもらえる長所はないだろうか。なかっ

たので、長所になる可能性があるものはないか。とまでハードルを下げ

たら、何とかいくつかあったので、それを磨くことを考えました。


また、彼女にうんざりされてしまうような欠点は、ないだろうか。勿論あった

から自分に自信を失いかけたわけです。ならば、それを長所に変える、

となると簡単にはいかないので、取りあえず愛嬌に変える方法はないか、

となると、どうにか思い浮かびました。


まずは、卑屈にならず、素直な気持ちで助けてもらうための言葉を吐き出し、

お礼を長所で返す。ユーモアを勉強する。などなのですが。


佐藤博士の言うように、そんな彼女が本当に現れて結ばれた。なんてこと

がないから独身。過去結ばれた女性でも、その時の「疑似彼女」のような、

というわけにはいっていませんし、最終的には想像のようなわけにいって

いないから独身。


なわけですが、ただ、20代の頃の自分を思い出すと恥ずかしいことばかり

でして、それと比べれば今の方がはるかにマシになっていることは確かな

のではありまして、それは多分、あの「疑似彼女」シュミレーションゲームの

効能があったからだと思っています。


ゲーム工程が多分にМ的ではありますが、М力もついたのではないかとも

思います。とはいえ、まだ大したことはないのですが。