アメリカの精神分析医が最初に行うこと | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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アメリカでは、精神分析医になるにはまず、自分が精神分析を受けなく

てはいけないという決まりがあるそうです。実際に受けることが、行う場

合の良い訓練になるということです。


それを聞いて、SМを思い出してしまいました。なんて言ったら、まずい

とか修行が足りないとかいうことになるんですかね。


ただ、良いSになるには、一度Мを経験してその心理を勉強するのが有

効。なんて話を聞いたことがあるんですよ。こちらは絶対的なものじゃな

いらしいですけどね。でもジャンルは違うけど、共通点はあるんじゃない

でしょうか。


学校の先生だって、昔生徒だったことがあるから生徒の気持ちがわかる

のだし、スポーツトレーナーも、昔自分がプレーヤーで、故障に泣いたこ

とがあるから患者の気持ちがわかるという人が多いと聞いたことがあるの

です。する方をやるには、まずされる方を経験してみる。というのは基本

なのかもしれません。


こんなことを言うのも、私は、今更精神分析医なんてのはないにしても、

心理カウンセリングの資格を取りたいという気持ちは持っているんですね。


それを仕事にするとなると、専業じゃなきゃ難しいのかなと思ったら、別

な意味で専業が難しいみたいです。というのは、収入その他において、

それで食べるのが役者に匹敵する難しさとか。社会に大いに貢献する

仕事でありながら。


いや別に、片手間にやりたいとかいうことでは、ありません。ただ、役者

も物書きも、他人を演じたり心理を研究するのが仕事なので、生かせる。

同時進行でやることがよりプラスになるんじゃないかと思うだけなのです。


声の出し方や話し方の訓練は、普通の人の何倍も受けているんだし。

勿論それが収入になるに越したことはないけど、ならなくても何かのお役

に立てれば。なんて、ちょっと真剣に考えてしまった次第です。


ただ、日本では、精神科医と違って、カウンセラーの仕事は8割型、聞き役

だということです。聞き上手に徹し、いざという時のみ簡潔にタイムリーに

ポロリと助言をする。まさに、プロの癒し系ですね。


聞き上手。確かに、ただでさえ人間は、話すことより聞くことの方が倍大事

だから、口が一つに対して耳が二個あるんだという話も、聞いております。


今から30年近く前、「あなたといると、楽しさはあるけど安らぎがない」と

言われて女に振られたことのある私ですが、まあ、年月もたったことだし・・・。


日本はアメリカと比べて、精神科の治療やカウンセリングを受ける人が少な

いのは、言われていることですが、その理由として、精神病に対する差別

意識、というのが一番ではないそうです。


日本人は、良くも悪くも、「耐える」という作業に慣れているから、ストレスに

強い人種であることは確かだそうです。逆にアメリカ人は「耐える」ことに慣れ

ていない(先天性もあるかもしれないけど)から、ストレスに弱い人種で、常に

カウンセラーなり分析医がついていないと病気を発症してしまう危険性がある

からだそうです。


それは確かに言えていると思いますが、それでもこれからの新しい時代、

日本にもカウンセラーの需要は高まると思います。