古高「ここで、見たこと、聞いたこと、忘れておくれやす……慶喜はんと幸せになっておくれやす……」
それって、私と慶喜公が男女の仲?
『違う!!兄上なんです』
そう、言いたいけど、言えない
花里「慶喜はんとは、なんでもあらへん……勘違いせんといて……うちの好いてる人は……」
雪「古高様、お願いです……私、好きなんです」
私が言いたい事を先に言われた
『うちが好きなお人は、枡屋はんや』
やはり、叶わぬ恋……
私より、この人の方が……
古高「……わては、誰とも、夫婦になるつもりは、あらへん……せやから、わてのことは、諦めてくれへんか?」
え?枡屋さん……?
『誰とも、夫婦になるつもりは、あらへん……せやから、わてのことは、諦めてくれへんか?』
その、言葉を聞いて
私の目の前が真っ暗になった……
古高「花里はん!!」
どのくらい、経ったのだろう?
私は重い頭に嫌気がさしながら、目を開けると、見たこともない所に寝かされていた
花里「ここどこ?」
古高「目が覚めましたか?花里はん」
枡屋さん……
古高「文を出しました、今日は、花里はんは、泊まる事を……」
花里「大丈夫どす!!うち、帰りますよって……」
古高「もう、夜や……今から帰るやなんて無理どす……」
花里「うち……枡屋はんのこと……好き……」
古高「…見てみ……綺麗なお月さんや……」
枡屋さんは、私の言葉に重ねていた
障子が少し開いてて、その間に見える月が本当に綺麗だった……
お月さん……
私達の時を止めて下さい