よいマイナス思考と悪いプラス思考。 | ミスター霞ヶ関への道

よいマイナス思考と悪いプラス思考。

マイナス思考はダメだ、プラス思考を心がけよ、と言うのが一般的に考えられていることだろうと思う。

でも、ちょっとこの考えには注意したいと思う。

例えば、何かの案件で、トラブルが発生してうまくいかなかったとしよう。そのとき、プラス思考で考えるとすれば、ともすれば「色々忙しかったし、自分だけが悪いわけじゃないし、今回はしかたがない。」となってしまうかもしれない。逆に、マイナス思考によって「今回の失敗には必ず自分のミスが原因となっているはずだ。自分は元々ダメな人間だから、もっと細心の注意を払うべきだったはずだ。」と一歩立ち止まって、慎重に自省を促すことができるかもしれない。

要するに、自分の失敗を自己弁護するためのプラス思考は控えたい、ということだ。それは本来のプラス思考ではなく、単なる言い訳に過ぎない。

プラス思考とマイナス思考、うまく使い分けることができるようになりたい。