最近、昔のドラマにハマっている。
そこには、今にはないものがある。
それは、成長だ。
登場人物がドラマの中で成長していく。
それはコントローラーのないRPGをやっているような感じとでもいうべきものだろうか。
だからこそ、感情移入できる。
さらにもう1つ。
人を傷つけるシーンがあること。
しかも、傷つける本人がそれを自覚して行動に出ている。
そうすることによって、相手はもちろん、本人も傷つく。
そこにはフェードアウトでお茶を濁すなんていう甘ったれたものはない。
「逃げ」がないのだ。
相手を傷つける時、それを自覚していなければ、辛くない。
そして、一時の感情で傷つけても、その時には傷つけていることへの罪悪感はそれほどないだろう。
だからこそ、傷つけていると自覚して傷つけることは辛いことなのだ。
傷つけられるのを待っているのは、ある意味、楽なんじゃないだろうか。
悲劇の主人公になれるし、「人のせい」にすることもできるから。
人はみな、できれば悪役にはなりたくない。いい人でいたいもものだから。
大人になるっていうことは、自覚して人を傷つけるということなんじゃないだろうか。
つまり、どれだけ悪役になることを受け入れることができるかということ。
それが本当の「いい人」だろう。
優柔不断では、かえって傷口を広げることになる。
やるなら、心で泣いて、日本刀でスパッと切った方が、治りは早い。
もちろん、人を傷つけないに越したことはないけれど…。