秋の夜長に小説を読むのは、幸せな時間の使い方です。
管理人は旅行に行くと、夜 寝る前のひと時。
旅館の窓際にはよくある、テーブルと椅子が置かれたスペースで、読書をするのを一番の楽しみにしています。
管理人はどのような本でも楽しめる、間口の広い読書家ではなく、十津川警部のような推理小説のシリーズ物が好き。
いちいち登場人物を覚える必要がないのが楽チンです。
もしくは、恐怖物とでも言うのか、怖いお話も読みます。
このブログでも、数回 ご紹介させてもらってます、篠田節子さんの「神鳥 イビス」
- 神鳥イビス (集英社文庫)/篠田 節子
- ¥570
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管理人が読んだ数少ない小説の中で、群を抜いて怖かった作品。
この秋、ついにその順位が変わりました…
- 羆嵐 (新潮文庫)/吉村 昭
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吉村昭さんの「羆嵐」
おっそろしい作品です。
冬眠に失敗したヒグマのことを「穴持たず」というそうです。
その穴持たずが、小さな集落の人々に襲い掛かるという物語。
日本にはトラもライオンもおらず、動物の恐怖って、実感しにくい物ですが、北海道には400kgにもなるヒグマという猛獣がいるわけで、その恐怖を淡々とした筆致で描かれます。
しかし、何よりこの物語に恐怖を覚えるのは、驚いた事に、この物語が実話だと言う事…
もちろん、登場人物などなど、実際とは違いますが、元になった事件があります。
それが「三毛別羆 ( さんけべつ ヒグマ ) 事件」
北海道の旧地名で三毛別という場所にあった集落で、大正4年12月にわずか5日間で、7人の死者を出したと言う恐ろしい事件。
小説を読まれなくても、ウィキペディア
で、実際にあった痛ましい被害が、かなり克明に書かれています。
現在、現地には当時の襲撃の模様が模型で再現されているようですが、おっそろしいです…
怖い話に興味がある方は、一度 ご一読されてはいかがでしょうか??

