私は思ったままに

「それはどういう意味で」と


聞いてみた



彼は 自分の周りの結婚してる人達は

あまり幸せそうに見えないんでと

答えた




私は結婚したことを


一度も後悔したことはないし


もちろんケンカもするし


顔も見たくない時もあるけど


その時でも結婚をしなきゃよかったと


思ったことはなくて  


今の現状がどうであれ


それは嘘じゃなくて


でも色々と考え方や方向性に


違いは出てくる


そこをお互いがどうしていくのかは


とても難しいことだけど


これから結婚をするであろう彼に


選んだ私の言葉は






「幸せよ」だった








「旦那さんが羨ましいです」


彼は深くため息をついた







結婚する事をためらっているんだ






背負わなければいけない責任感や義務が


時に男性を重くしてしまう







なんて言えば軽くなるのかと


考えてたら今度はいきなり






「旅行に一緒に行けませんか」と言った






私は耳を疑った







今まで一度も一緒にお茶さえした事も


なく二回も私の誘いを断ったのに





旅行? 




「どうして急に」


しか言えなくて








「一緒に行けたら楽しいだろうと思って」




「夢でサクラさんとどこか知らない所に


 旅行してました すごい幸せでした」


そういう彼の声がほんとうに嬉しそうで









私は涙が出そうになった