通り雨 真咲編 | やさしい時間

やさしい時間

ときメモGSの妄想小説です。

ネタバレなSSもアリ。
一部限定公開もアリですのでご注意を……。

【通り雨 in アンネリー】


真咲 好き以上
アンネリーでバイトをしている
夏に発生



―アンネリーにて―


有沢「じゃあ、真咲くん、○○さん。お先に。あとよろしくね」

真咲「おう、お疲れ」

デイジー「お疲れさまでした」

真咲「さて、と…。今日はお前と二人で精算か。今夜は雨が降るらしいから、とっとと終わらせて早く帰るぞ」

デイジー「はーい。真咲先輩、ご指導よろしくお願いします」


  閉店後、薄暗い店内で向い合せに座って精算する二人


デイジー「ここがこうで…あれ?」

真咲「これがこうだろ?だから…」

デイジー「あ、そっか。これをこうして…」

真咲「そうそう」

デイジー(…何か、真咲先輩の顔、近い気が…)

真咲「お、○○、どした?顔、赤いぞ。風邪か?」

デイジー「あ、あの…。真咲先輩の顔、ちょっと近いなぁと思って…(照)」

真咲「!!おま…っ、そういう事…(照)」

デイジー「す、すいません…。精算業務、教えていただいてるのに変なこと言って」

真咲「お、おう。雨降り出したみたいだし、早く終わらせるぞ」

デイジー「は、はい」


真咲「よし、精算完了。だいぶ早くなったな」

デイジー「真咲先輩の教え方が上手だからですよ」

真咲「おだてても何も出ないぞ?なんてな。雨、強くなってきたし、雷も鳴ってるから、送ってってやるわ」

デイジー「ありがとうございます。じゃ、そろそろ…あ」

真咲「お…?」


  画面暗転


真咲「停電か…?」

デイジー「ど、どうしましょう?」

真咲「何か、すっごい雨の音だな。車に乗り込むまでにびしょ濡れになりそうだ。ちょっとおさまるまで待つか」

デイジー「は、はい…」

真咲「何だ、お前…。雷こわいのか?」

デイジー「う…。先輩は怖くないんですか?」

真咲「まあ、外にいりゃあ多少は怖いんだろうけど、今は建物の中にいるからな。こうして頑丈な建物の中にいるんだから、平気だぞ?」

デイジー「分かってはいるんですけど…」


  轟く雷鳴、激しい稲光


デイジー「きゃ!」

真咲「わっ!お、おい、○○…」


  暗がりの中、真咲の腕にしがみつくデイジーのスチル発生 タッチ可能


デイジー「すみません、真咲先輩…。少しの間、腕、お借りします…」

真咲「お、おう…。いいけど、あんまくっつくと…」

デイジー「ダメですか…?」

真咲「ダメじゃないけど…。こんな暗い所で、そんなにくっつかれると、ちょっとさわりがあるだろ…」

デイジー「真咲先輩?」

真咲「あー、何でもない!(小声で)落ち着け、真咲元春。こいつは可愛い後輩、こいつは可愛い後輩…」


  スチル終了


真咲「はぁ…。今、停電してて良かった」

デイジー「え、どうしてですか?」

真咲「そりゃお前、顔が見えないだろ…。いや、暗いから余計にマズイのか…?」

デイジー「真咲先輩?」

真咲「何でもない!今言ったことは忘れろ!」

デイジー「は、はい!」

真咲「よし、ちょっと雨も収まってきたみたいだな。雷も遠くなったみたいだし…。もう大丈夫か?」

デイジー「は、はい。ありがとうございます」

真咲「おう。じゃ、今のうちに帰るか」

デイジー「はい(真咲先輩、慌ててるみたいだけど、どうしたんだろう…?)」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ネタはだいぶ前に考えていたんだけど、かなり即興で作ったものです。


自身のバイト時代を思い出して、精算業務とか…。

薄暗い店の中で、店長(おっさん)と精算するのは楽しくなかったけど、真咲先輩となら楽しいかも。


いや、真咲先輩となら、逆に精算業務がはかどらないかも…?

ドキドキして(///∇//)